しろいあくま
むかしむかし、わたしたちのほしもなく、うちゅうもないときがありました。
そこには、たくさんのてんしと、たくさんのあくまと、いっぴきのかみさまがいました。
たくさんのてんしのなかに、かたはねのくろい、わるいてんしがいて、そのてんしをしんそこきにいった、くろいいっぴきのあくまが、そのてんしとなかよくしたいとおもい、そのあくまはそのてんしといっしょにくらすことにしました。
あるひ、かみさまはかたはねのくろいてんしがきらいだったのでたおそうとおもい、たくさんのてんしとたくさんのあくまにたのみました。かたはねのくろいてんしが、てんしにもあくまにもきけんだから、たおしてほしいと。
そして、てんしとあくま、みんなできょうりょくして、かたはねのくろいてんしはたおされました。
しかし、そのてんしのしにかけのからだを、そのてんしをきにいっていたあくまはもちあげ、たべてしまいました。
そしてそのあくまは、かためがあかくなって、はだも、しろく、しろく、しろく。
そのあと、そのしろいあくまは、てんしと、あくまを、ぜつめつさせました。
それにかみさまはおこって、しろいあくまとかみさまはたたかいました、ながいながいたたかいのすえに、かみさまはかぞえきれないぐらいにきりわけられ、たおされました。
そのきりわけられた、かみさまのいちぶが、あたらしいうちゅうをつくりました。
そしてわたしたちのすむこのほしも、かみさまのいちぶからうまれたうちゅうのきまぐれだったり、いとてきだったりでこのせかいがつくられ、いまのわたしたちがうまれました。
白い悪魔はたしかに悪い悪魔でしたが、その悪魔がこの星、地球ができたきっかけになりました、だから白い物には「神聖さ、神々しさ」という意味があります。
そして、他の色んな世界線でも白き者は強い力を持つものが多かったらしい。そして強くなくても白い生き物は長く生きている証拠でもある。なのでもし、白い物や生物に出会った時は
「白き者には敬意を払え」