優しさ 勇気
白「まずは アカルちゃんに武器や〜薙刀長い棒となると」
とりあえず 隠れるのに選んだお家のステンレス製の物干し竿の先端を外し出刃包丁を針金と日もで、固定し海外製の強力テープで、ステンレスの棒の
棒の部分もグルグル巻きにし強度と滑り止めにする。簡易薙刀完成!!
白「ホイっ なんちゃって簡易薙刀」
アカル「ありがとうございます でも…わたし…」
白「ん?どうした?」
アカル「いえ大丈夫です…私 今度こそ頑張ります!!」
今度こそ?
白「オウ!頑張ろう!」
ガブ「準備は、できたかの?」
白「オッケーだぜ」
ガブ「よし なれば ワシとアオで第一小学校を偵察とレベルあげ 白は、アカルの回復補助をしながらこのアジト周辺で レベルあげする 2チームにわける 日が沈み始めたらすぐにアジトに戻ること。先に戻ったチームは、飯の準備をすること 以上!!ゴーゴーゴーGO!」
白 アオ アカル 『ハッ!!』
なんか変な ノリなっとる
ガブ&アオチーム
ガブ「アオや白と一緒がよかったかの?」
アオ「いえ 生き残るために最善の行動だと思います」
フム 若いがしっかりと自制ができておるの白よりよっぽどしっかりとしておるわい
ガブ「アオやまずは 敵状視察じゃ オジサンヒーラーがおらんので、偵察の後で レベル上げじゃ」
アオ「ハイ!」
白&アカルチーム
白「さて ケガと体力の回復魔法できるので、ケガや疲れがでたらすぐに言うてくれい!」
アカル「はっハイ!あの〜」
白「どうした?なんかあったら言いなね ちょっと待ってね サーチ ヤバい 先に使うべきだったすぐ近くにいるね モンスターが」
アカル「ひっハイ!」
白「ごめん アカルちゃん 相手は3体曲がり角からくるから車の影に隠れて 不意打ちする」
アカルちゃんは無言で何度も頷いている そのまま車の影に隠れモンスターが姿を現すのを待つ
「ほぶぶ ゴブ」
見えた ゴブリン2体とそのゴブリンより ひとまわり大きい人間の大人サイズのおそらくホブゴブリン
クンクンクン ニタァァァ〜
ホブが鼻をこちらに向けて嫌な笑い方で、隠れているこちらを向く
「ゴブぶ」
白「気付かれた いくよアカルちゃん左の小さいゴブリンよろしく」
アカル「はひ」
オレは、右のゴブリンに一気に間を詰め 肉切り包丁を下から切り上げる 筋肉バカオジサンの一刀は、ゴブリンを脇腹から切り裂き絶命させる そのまま ホブゴブリンに上段から切り下げようとしたとき 左足に激痛がはしる。左にいたゴブリンが足にしがみつきダガーをオレの太ももに突き刺している、目の端に写ったアカルちゃんが震えながら尻もちをついている。
痛みに怒りしがみつくゴブリンの頭に肉切り包丁の柄頭を叩き込む
ゴシャ 筋肉オジサンの怒りの馬鹿力でゴブリンの頭蓋がくだける。
ヤバっ 一瞬の間に右肩にも激痛がはしる。
ゴブ〜 ホブゴブリンのショートソードが右肩に食い込む
白「ぐふっいて〜だろボケが!!」
声を荒げるのはよくない! ふと
月夜さんに怒られたことを思いだす
月夜さんも怒鳴って言うてきたけど
一瞬で少し冷静になる
引き抜こうとする 右肩のショートソードを右手でつかみ 左手から肉切り包丁をはなし 自分の腿に刺さったダガーを引き抜き ゴブリンの首似突き刺し横に引き抜く 壮大な血しぶきとともにホブゴブリンが倒れ動かなくなる
『レベルが上がりました』
白「ヒール クリーン リカバリ サーチ」立て続けに魔法を唱える ケガと疲れ 痛みはひき 周りに敵もいないようだ 危なかった。
泣きながらアカルちゃんが近くによってくる
アカル「ごめんなさい ごめんなさい」
白「いや いきなりすぎたよね ごめんな 怖いに決まってるよな」
アカル「違うんです…薙刀やってたんですけど…私 人を…何かを傷つけるのが怖くて 試合でも 相手を攻撃できなくて、震えて立ってるだけなんです トロくさいダメ人間なんです それでもみんな友達でいてくれて…逃がして…くれて 私 みんなを助けたいのに…ごめんなさい 」
泣きじゃくる
白「めちゃくちゃ良い子やね〜アカルちゃんは!!だからみんな逃がして助け呼ぶ係にしてくれたんやな〜ウンウン」
アカル「へっ」
白「ダメ人間じゃないよ!優しさのドでかい人間だよ アカルちゃんは!」
この子に戦いは 向いてない でも
白「でもな アカルちゃん 友達を助ける 人を助けるには この世界は力が必要になってしまう 戦わないと大事な人を守れない救えない世界になってしまったんだ ごめんな…」
アカル「白さんが謝ることじゃないです」
このままだと レベル上げないとこの子は、この世界の礎になってしまう。
白「それでもごめんな もう一体ゴブリンがくる オレがオトリになる でも何もしない アカルちゃん オレを助けてくれ」
アカル「えっ」
木陰からゴブリンが飛び出し棍棒で思いっきり殴りつけてくる オレは
よけない
ゴス 頭に思いっきりあたり血が吹き出す 意識は 飛ばせない
アカル「イヤっやめて やめてください!!」
ゴス ガス ひたすらにゴブリンが打ちつけてくる
ヤバい 冷静に声を荒げないように
白「アカルちゃん 勇気を」
アカル「ウワ〜」
泣きながら しかし 場違いながらとても美しい所作で、中段の構えから滑らかに八相の構えから脛打ちでこかしてからのノドへの打突 刃の方で
驚くほど静かにゴブリンは、絶命した
白「ごめん 助かった 綺麗な所作だね」
アカルちゃんは、座り込み
アカル「馬鹿〜」
泣きじゃくる
マジ死ぬ寸前