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赤道(セキドウ)アカル

「ハァはぁ キャッ」


ズザ〜


派手に倒れこむ女の子


(もう走れないみんな ごめんなさい)


「ギャッギャッギャッ」

「ゴブゴブ」

「はぁ~あ」


下卑たる笑みを浮かべた緑色の小人がヨダレを垂らしながらちかづいてくる


「こないで」


「ギビーヒ」


緑色の小人 ゴブリン達がそんな女の子の嘆願を無視して、容赦なく手に持つ棒で 殴り足蹴にし 服を引き裂く

白い肌が露出する。


(あ〜こんな化け物に犯されて殺されるんだ お父さんお母さん最後にありがとうって 言いたかったな みんな逃がしてくれたのにごめん 私役立たずだ…助けて…)


「誰か助けてよ!!」


目の前に覆いかぶさるようにゴブリンの汚らしい顔がちかづいてくる


「助けて…」


ゾンッ 

視界からゴブリンが音とともに消え去る あとから生暖かい液体が降り注ぐ

ゴブリンの血である


白「ごめん おそくなった」


そこで女の子は 気を失う


ゾン ゾンッゾン


アオ「氷槍」


ガブ「鬼火」


女の子に群がっていたゴブリンを一掃する。


白「ふ〜これ間に合ったよね?」


アオ「あ〜あ〜白さん 女の子 ゴブリンの血で大変なことに」


白「ヤバいよね ドン引きして気絶しちゃったよね」


ガブ「そんな事より 安全な場所に運んで治療とクリーンじゃ 不潔な血で病気になるぞ その小娘」


白「そだね とりあえず あの建物入ろう」


そっと女の子に上着をかけて 抱き上げ移動する。


「う〜ん キャッ」


白「おちついて大丈夫 大丈夫 もうゴブリンは、いないよ」


あたりを見回し

(身体痛くないケガがない)


白「ヒールっていう 傷の治療魔法で ケガ治したから大丈夫 上着は ちょっと大きいけど オジサンので ごめん洗濯は してあるから!」


アオ「何を気にしてるですか?まったく お前もありがとうぐらい言ったら?」


白「まぁまぁ アオ君以外とオラオラ系? あんな怖い目あって気絶したんだから 心の整理ができてないやろで まずは お水飲みぃ」


女の子「ありがとうございます。ゴクゴク 助けていただいてありがとうございます!でも まだ みんなが捕まってて 助けなきゃ 私 みんなが逃がしてくれたから 」


ガブ「落ち着くのじゃ小娘!!」


ビクッ


白「突然喋るな!ガブさん!猫!あなた外見 猫だから!また混乱するやん! お嬢さんこの猫は 訳あって喋る猫です」


ガブ「喋れる上にお主らより頭脳明晰である ガブである」


何そのドヤ顔


ガブ「まず自己紹介じゃ ワシは、偉大なる猫又のガブじゃ ガブさんか師匠とよべ 小娘よ」


白「俺は、熊白太郎」


アオ「群青葵」


女の子「私は 赤道セキドウ アカルです 16歳です」


赤道セキドウ アカル 16歳

おっとり喋りと顔が童顔すぎて きづかなかったけど高校生 170cm 少し赤みがかったロングヘアーのモデル体型の高身長ガールでした。

どっかで見たことあるような?


アカル「あの 私の友達が沢山の女の人達とさっきのゴブリンっていう、化け物達に捕まってて、助けを呼ぶためにみんなが私を逃がしてくれて だから私助けを連れてもどらなきゃ…お願いです 力を貸してください…お願いします」


少し怒気をはらんで


アオ「白さんは もうすぐ生まれてくる子供に会いにいくんだ なんで 見ず知らずの人達を危険をおかしてまでたすけ 」


白「ま〜ま〜アオ君ストップストッ〜プ 行こう助けに 知ってしまった助けを呼ぶ人を 知らないフリできんよ ここで見捨てて知らないフリして 生まれてくる子に笑顔で会えんし 月夜さんにブチ怒られる」


ガブ「確かに月夜様にブチころされかねんな」


アオ「白さん… 師匠…」


白「ごめんなアオ君」


アオ「はぁ~わかりました 僕もいきますよ」


白「本当に良い子やね〜」


頭をナデナデ


アオ「ちょっとやめてくださいよぉ」


顔を赤らめソッポを向く


アカル「ありがとうございます!ありがとうございます」


そう言って泣きながら頭を何度も何度も下げる


白「アカルちゃんも良い子やね 友達大事なんやね」


ガブ「そうと決まれば 救出作戦会議じゃの」


アオ「師匠の言う通りですね てか鈍臭そうなのになんで 友達は、お前を逃がしたわけ?」


アカル「それは そうなんですけど…一応 薙刀部で体力があるので…」


白「おっそうなんや 薙刀部かっこよかやん!あと アオ君 女の子にお前て アカルちゃんと呼んであげないよ」


アオ「うっ はい…」


ガブ「それより アカルは レベルは いくつじゃ?」


アカル「レベル?」


ガブ「なんと まだレベルが上がっておらんのにゴブリン共からここまで逃げおおせるとは たいしたオナゴじゃ」


アカル「ありがとうございます!ガブちゃん」


ガブ「ムッま〜よかろう それよりその娘達が捕まっておるところゴブリンは どのくらいいそうじゃ?あと捕まっておるのは 何人ぐらいじゃ?」


アカル「第一小学校から逃げてきて たぶん100匹以上いるかもしれません…捕まってる人達は、友達も含めて5~60人いるかもしれません」


白「100匹…」


ガブ「もう四時すぎじゃ ゴブリンは、夜行性で 夜目もきく 今からアカルも含めレベルを上げて 明日の昼間に奇襲をかける 」


白「速く助けに行かないといけないやない」


ガブ「たわけ 5~60人一気に助けるのは 無理じゃ 全員助けるには ゴブリンを根絶やしかそこから追い出すしかない 今のこちらの人数では レベルをあげ 奴らが眠る昼間に奇襲をかけるしかない それにゴブリン共は 女は そう簡単に殺さん」


白「殺さないけど 酷い目には あうんだろ?」


ガブ「やかましい!! 最優先は 生き残ることじゃ!その上 他を助けたくば絶大な力が必要じゃ 残念ながらワシ達には 力が足りておらん 月夜様のためにオヌシを死なせることはできん」


白「でも…」


アオ「白さん…師匠の気持ちもわかってあげてください…僕も師匠の意見に賛成です 助けて生き残るには そうするしかないです」


ガブ「頼む…白よ」


アカル「私も…皆さんを助けるためなら…ガブちゃんに従います」


白「アカルちゃん…ガブ すまん 冷静じゃなかった そうしよう」


ガブ「ウム まずは レベル上げじゃ 救うために」


白「オウ」アオ アカル「ハイ」






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