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∽連環∽ - catenation -  作者: 之 貫紀
∽資料∽
28/36

地理

資料部分はストーリーには関係ありませんので、飛ばしても大丈夫です。

∽アラノール大陸∽


はるか昔、この大陸を支配していたアラノール王国にちなんでいる。

アラノールは、2000年以上前にこの地に栄えていたものたちの言葉で、「王の国」を意味している。

現代では、この言葉を「古の言葉」、アラノールの言葉を「アラノール語」と呼んでいる。

アラノール語の中には、古の言葉からの借用も多いため、一部でまじりあっている。例えば休日を表す「メアヤレ」などがその例だ。


∽エルニル連邦∽


アルダが住んでいる、ファーイントレット領が属している国。

多数の領国による緩やかな連邦制国家で、便宜上王制のまねごとをしているが、実態は、日本の戦国時代と大差なく、連邦内の領国の争いも頻繁に起こっている。


現在、明確に力のある君主は存在しておらず、昔あったアラノール王国の血筋だと言われているサンカッスルのアロシア家が、便宜上その役を果たしている。

エルニルはアラノール語で『王子』を意味していて、アラノールの正統な系統であることを主張している。


東西南北は次のようになっている。

 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽

 北:連邦に属さない小領国群

 西:暗黒の森(エリンヴォルン)+海

 東:マール王国+海

 南:ローランド帝国

 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽


南の帝国とは入り江と急峻な山脈、それに暗黒の森によって分断されているが、1か所ある山脈の切れ目が通商路となっている。

また、暗黒の森を経由すれば行き来できるようで、幾度か開発を試みられたこともあるが、成功していない。


北側には、連邦に属していない領も、それなりにあり、それぞれが国家を形成しているが、耕作地を巡っての争いが絶えない。


∽ファーイントレット∽


エルニル連邦の領国のひとつで、連邦の西の端に位置している。

領都はスウィフト。ケイまでは早馬を乗り継いで10日といったところだ。


アルダがいるソーナスは、アラノールの言葉で「基地」を意味していて、当時の遺跡が数多く残されているが、暗黒の森と一体化しているために危険な遺跡山を監視・調査する目的で作られた基地が発展した街だ。

北にはエルド川が流れ、肥沃な土地が広がっている。

南の高地は、サボーンと呼ばれる多肉植物と、ソーンと呼ばれる茨が生えている荒地で、リザレクトカゲが住んでいるのはここだ。


∽遺跡山∽


古の言葉で、オロン・エリンと呼ばれている場所で、アルノールや古の時代の遺跡が数多く集まっている場所。

一説によると、アラノールの祭祀に関する首都があった場所ではないかと言われている。

山はそのまま、暗黒の森(エリンヴォルン)へとつながっていて、昔からエトペル(境界)の効果が弱い特異点となっている。

ソーナスはこの監視のために作られた拠点がもとになった街。


∽暗黒の森∽


アラノール語で、エリンヴォルン。古の言葉では、モルタウレと呼ばれる森。アラノールでは深部をモルタウレと呼んでいたようだ。


内部には、ネンと呼ばれる大きな川が流れている。ネンは古の言葉で「川」を意味するらしい。

人の世界との境界には、エトペル(古い言葉だが、古の言葉ではないようだ)と呼ばれる防衛線があって、強力な魔物はそこからほとんど抜けてこなかったが、最近はほころびつつある。



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