第七話
間違えて9話を先に
投稿してしまいました。
申し訳ありませんでした。
その週の土曜日の午後、私はクラブ活動で鈴蘭がいないのを見計らって
小父さんと小母さんに話があった。
「小父さん、小母さん、話があります。」
「・・・何かね。晴也君。」
「すみません。
檜原さんがどうやら自分であの日のことを調べ始めようとしています。」
「それは、鈴蘭の意思かい。」
「それはわかりません。
ここ一年位、疑っていたのは分かっていました。
しかし、今日、その思いに火をつけてしまったのは私です。」
「それで、鈴蘭は調べようとするのは何故かね。」
「その場で少し前に岩城君という人物と話していましてね。
彼と話していたのですが。
彼があの事故のことについて私に疑問をぶつけてきましてね。
それを聞いていたのだと思います。
彼も真実を探そうとしています。
今まで彼女の出して噂を周囲は信じて誰も調べようとしませんでした。
彼は情報屋みたいなことをしていまして
事故のところまでたどり着きました。
それによって彼女はある意味、味方を得ました。
自分の間違っている記憶を打ち壊してくれるかもしれない人物を・・・
今週はクラブ活動で彼女は動けません。
しかし、彼女はできるだけ早く知りたいと思っています
来週は確かありませんでしたからね。」
「晴也君・・・
君はどうしたいのかね。」
「彼女に真実を話して下さい。
ここにたどり着く前にたぶん彼女は岩城君に彼女の真実を話します。
彼女は私に発破をかけられたように真実を知ろうとしていますが
彼女はそれでも真実に向き合おうとしています。
私が真実を話してもいいのですが・・・
それができない用事が入っていますから・・・。」
「待ってくれ晴也君、君はいないということかね・・・」
「はい、その変わりに一緒に呼んでほしい人がいるのです・・・」
私は日曜日にその人に話をつけるために予定をつけていた。
来週の休みに話してもらうために・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・
そして日曜日
「今まで嫌な役回りをさせてすみませんでしたね。」
「いいわ、鈴蘭は私の大切な友達だしね。
・・・どうしたの、あなたから私に接触するなんて。
鈴蘭に知られないために重大なことでも起きない限り二人で会わないと言ってたのに。」
「いやですね。
どうやら檜原さんが最近・・・
いえ、ここ1年前位から自分の記憶に関して
疑問を持ち始めたみたいなんですよ。」
「ふ〜ん
それで私はどうすればいいの。」
「すみません。
たぶん今週の週末に岩城君と動き始めると思います。
そこで真実を知ってしまうと思います。
たぶん、小父さんや小母さんに話を聞きに行くでしょう。
しかし、私は今週から少し忙しくなるのでその場にいません。」
「なに、どこか行くつもりなの。」
「まあ、この話は少し他所におきましょう。
そして、お願いがあるのです・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・
「お父さん、お母さん聞きたいことがあるの。」
私は真実を知るため家に帰ってきた。
「隣にいるのは岩城くんですね。
晴也君からは話は聞いてます。
座ってください。」
「・・・失礼します。」
「さて、二人とも気が付いてるかもしれないが
晴也君から君たち二人にあの日何があったのか話すように言われている。
その前にもう一人この家の中で起きたことを伝えなくてはならない人物がいる。
・・・水家さん入ってもらっていいかね。」
そうお父さんが告げると由季がそこに立っていた。
「由季・・・
どうしてここにいるの。」
私の頭はあまりのことに付いていかなかった。
どうして由季がこの場に来たのか
由季には確かに私の真実を話した。
しかし、それによって彼女もいっしょにあいつを怨んでいると思っていた。
「私はあの日、事故の前の間を見ていた。
私もすべてを知っていた。」
「おばあさんの話していたもう一人の髪の長い女の子は水家だったのか。」
「私は事故の起きる前に家に帰った。
鈴蘭、貴方は私とキャッチボールをしていたことを忘れていた。」
「由季どうしてよ。
どうして私に話してくれなかったの・・・」
「晴也に止められていた。
鈴蘭は姉を失ったことによって生きる気力を無くした。
なんにせよ彼女は生きる意味を見つけた。
それで彼女が生きていけるのなら
私はどんな罰でも受ける。
それが私の罪滅ぼしだから・・・
といってたから。
二週間も鈴蘭が寝込んでいた。
それが晴也には耐えれなかった。
あの日・・・」
「水谷さん私が話そう。
あの日の事故の真実となぜこのようになったのかを・・・」