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流れるように移り変わる世界は誰にも止められないんだよ(仮)  作者: 才耶マカ
第一章~ライガルド家を出るまで~
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第二話

…ん…結構寝たか……それにしても静かだな…誰も居ないのか…?


お…誰か来たな…目の焦点はあってないけど何となくわかるな…人数は四人か…話からして俺の両親みたいだな…それとメイドさんか…まぁ…貴族だしメイドぐらいいるか…。


もう一人は誰だろう…よく分かんないから良いか…話を聞いてる限りだと七才までは殺されないらしいしな…それまでに…強くなるか……はぁ…駄目だな…精神が強くても体は所詮赤ちゃんか…駄目か…睡魔には抗えない…おや…すみ…








メイド(ナイリ)視点




…私はメイドになるために幼い頃から厳しい修行をしてきた…そして、15才になったのである方の専属メイドになるよう父様に言われた…私はとても驚いた…代々執事やメイドを輩出してきた名家に生まれたとしても、15才の初仕事からいきなり専属を任せられるなど前例がなかったからである…しかも私はメイドのなかで特別成績が良かった訳ではない。


成績は良くて中の中のぐらいというよくも悪くもない極々普通のメイドだった…。


まぁ…私の話はこれぐらいでいいでしょう…私は父様にどこの家のどのかたにお仕えするのかを聞きました…しかし、父様は何の情報も与えずに送り出したのです…私はなにやらとても嫌な予感がしました…私が…というよりほとんどの人が嫌っている貴族があります…そのなも…ライガルド家…別に容姿が悪いわけでも、税を値上げしたりするわけではありません…何より…ライガルド家は『力』を求めるのです…あの家は執事からメイドから当主…はたまたその妻まで全ての人間がギルドに所属しており、全員がギルドランク最低B-を義務付けられているのです。


まぁ…私も一応B+ですが…じゃなくて!!


そんなことはいいんです!!


ライガルド家では力が無いものは必要ないという貴族なのです。


通常はそれでもさほど嫌われないでしょう…その程度なら、力もないのに威張り散らしてふんぞり返っている貴族のほうが駄目です。


ですが…ライガルド家は、力を欲するあまり弱者は徹底的に打ちのめすのです…国同士の戦いでも…「弱者の言うことなど聞く価値がない」と言って国の命令を無視してやりたい放題なのです…だからいつまでたっても出世しないのです…。


噂では子供が生まれても7才の時に一定の魔力以上を保有していなければどこかにある…辺境のもりに捨ててくるらしいです…それが自分達の息子であっても…。


…どうやらついたようです…どこかは教えられて居ないのですが、回りの方々の反応をみれば分かりますよ…はぁ…ライガルド家です…


お先真っ暗ですよ…では…逝ってきます…。

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