プロローグ…3
燐那「ふぁ~あ…む~…よく寝た…つか今何時だ…?」
…八時…か…大分寝たな……
そろそろ飯でも食うか…
俺には家族どころか両親すらいない…物心ついたときにはすでにいなかった…父親も母親も俺を親戚に預けて消えたらしい。別に恨んでないしな…親戚の人たちが優しく接してくれたからさ…まぁ…恨んではいないが…まぁ…育てないなら生むな…て話だよな…残してくれたのが女みたいな名前だけっつうのが…な…まぁ…言ったってさどうしようもないんだけどさ…
二人とも死んだらしいし…死因は聞かされてないけど…俺んとこに二人分の保険金がおりたらしいけど全部親戚に渡して、俺が独り暮らし出来るくらいの仕送りを貰ってる…一人で居たかったしな…繋がりなんて要らない…作ってその繋がり…友情や絆…愛情が深ければ深いほどそれを失った時の喪失かんがデカイ…それが怖いんだな…俺は弱いんだな…
燐那「ははっ…弱いにもほどがあるぜ…」
飯食うか…
燐那「今日は…よっしゃ!!オムライスにしよ♪」
…子供かっ!!てつっこみどもども……悪いかぁ!!オムライスなめんなよ?神だから…いやまじで♪
まぁ…良いや…
…
燐那「いただきまーす♪…モグモグ…ごくっ」
旨いなぁ…俺の楽しみの二つの内のひとつだしな♪
あ…ちなみにもひとつは読書な…俺にとっては食欲の秋と読書の秋が一年中だからな♪
…それしかないのかよとか言わないでくれ…orz
…さて風呂はいるか…
……………
…………
………
……
…
燐那「はぁ…風呂も入ったし……10時か…まぁ良いや…寝よ。」
俺の好きな本は全部何百回とか繰り返しよんでだいたい記憶しちゃってるしなぁ…話盛ってないでマジだよ?(笑)
ファンタジーとか良いよな…話す友達とかいないからいいけど…話したら厨二とか言われんだろうな…居ないからとか良いけど…空とか…飛びたいよな…ふわってさ…ふわ……そうそうこんな感じこんな感じ……え…?
燐那「えぇっ!?浮いてる!?えっ…はぁ??とりあえず深呼吸…す…はぁ…す…はぁ…よし…考えても仕方ない…寝心地いいし…寝よ…す…すぅ…」
浮いていて雲の上のような素晴らしき寝心地に俺はすぐにやられた…