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プロローグ…1

………ども…始めまして…あ、初めまして……え?俺の名前?あー…中里燐那(なかざと・りんな)です。…おい…今なんてゆった!?俺は女じゃねぇよ!!


男だ!!


…はぁ…まぁいい…俺は今高校の入学式に向かってる。


先月中学を卒業したばかりで、勉強がつまらなかったので、私立の全国的にバカな高校として有名な私立の神雲学園(かぐもがくえん)を受けだんだよな~。


はぁ…全く勉強なんてしないで読書してだらだら過ごしてたのにさ…入試が1位で通過だってさ…え?何で分かるのかって言ったってさ、1位だとさ、入学式のスピーチたのまれるんだよ…知らない?


そうなんだけどさ…一昨日…行きなり学園から連絡が来てさ…入学式のスピーチやってくれだとよ…まぁ…断ったけど。


一昨日いきなり言ってきたってスピーチ文考えるのめんどくさいし…な…。


俺が断ったせいで二位のやつがスピーチだって…ドンマイ。


え?俺のせいだって?…まぁ…そうなんだけど……そう言われたら何か悪いな…まぁ…過ぎたことだ…気にしない気にしない♪


今は通学路である街中を歩いてる。


あと、三分かそこらで着くだろうな…はぁ…それよりもさ…聞いてくれよ…俺な…いつもいつもじろじろ見られるんだよ…まぁ…女みたいな顔なのはわかってるけど…中学の時は苛められたなぁ…気にしてないんだがな…自力で鍛えた拳術で返り討ちにしたけど。


そんときに…苛められるのがやっかいなので…女顔で弄られるのは嫌なので…髪を伸ばして…前髪で顔を隠して…伊達眼鏡かけて…髭を剃らないで…生やして…山賊みたいにしてみました(笑)


お陰で自分で鏡見てもゾッとするような感じだよ(笑)


?…それだから見られるんだって?……そういわれるとそうだな…orz


い…いや…それだけじゃないはずだ!!


身長が180だし!!


だから目立ちたくなくて背中曲げてるし!!


っと…俺は誰と話してんだ…危ない危ない…よし…忘れよう!!べ…別に友達が居ないからとかじゃないんだからなっ!!


…ここが俺の通う高校か…バカな高校の割には金かかってるな…まぁ…バカでも私立だしなぁ…さてと…行くか…。

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