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作者の遊技場

歪曲

作者: 狂風師

突発性小説書きたくなる病。

ただ、あなただけが好きでした。


すべてを捨てて、守る覚悟がありました。


けれど、守れなかった。


手を伸ばしました。


二度と触れ合えませんでした。


原因は私にありました。


烙印を付けました。


冷酷でした。


何も感じませんでした。


痛みを与えて楽しんでいました。


乗っ取られる自分が怖かった。


交錯して、混沌として、自分を傷つけました。


悪いのは自分だと思っていました。


いかなる時も、そうやって慰めてきました。


夜を恐れました。


闇が迫って来ました。


目が暗さに慣れ、周囲が見えてくるのを、拒みました。


敵しか見えなくなりました。


呼んでも、戻って来ることはありませんでした。



ただ、あなただけが好きでした。


すべてを奪われても、好きでいられる覚悟がありました。


けれど、耐えられませんでした。


手にアザを、足にキズを、肉体に烙印を押して、ずっとずっと好きだったのに、裏切った、裏切って、私を捨てて、楽しいの、あなたが喜ぶならそれでいい、私はどうなるの、楽しいの?

この小説の後書き(読者より)がありましたらご入力下さい。

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