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第1話 突然のメール

『今度いつ逢える?』

理沙子のPCに久しぶりにメールが届いた。その瞬間、理沙子の体は宙に浮かんだようになった。

(忘れられていると思ってた。)

理沙子は7月の末に引越しをした。彼の住む家からは、もうずいぶん遠くなってしまった。引っ越したことを伝えると『寂しいね』と一言返事が来ただけだった。それっきりメールは途絶えていた。

『11月から会社が変わるんだ・・・』どうもその会社は理沙子の今の家に近いらしい。(どうして?なんで?)理沙子の頭の中は質問の山だった。何から聞いたらいいのかわからないほどだった。きっと克彦も話したいことがいっぱいあるのかもしれない。


 だからいつも新鮮なのかもしれない。理沙子と克彦。お互いのことは、何も知らない。×1の克彦には、別れた奥さんとの間に一人娘がいる、ということと、理沙子には、優しい夫とかわいい子供がいるということだけ。それだけしか、お互いに知っていることはなかった。

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