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それは何よりも愛しく(200字小説)

作者: 柚木

「だー」


 奇妙な叫びと共に彼女が戻ってきた。


「スカート丈で呼び出しとかない」


 私はちらりと視線を下げる。確かに短いスカートから覗く足は細くて白くて、男子諸君には目の毒だろうなと思う。


「何がしたいのよバカー」


 無視しても喚く彼女に、私は読書を諦めて本を閉じた。


「――たぶん、説教が趣味なんだよ」

「言えてるー。ねね、駅に新しくさ……」


 彼女と過ごす夕日が満ちた教室。他愛なく、下らなく、それは確かな私たちの青春。

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― 新着の感想 ―
[一言] 文章使いが良いですね。 良い作品を読ませて頂きありがとうございました。
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