病床譚
「発熱を 知りて去りゆく 妻子かな」
「八畳間 誰も当てにならぬと 天井に知る」
「気に留める 近き妻より 遠き兄弟」
「看病とは まずい粥の 押し付けなり」
「子の猿叫 今となりては 愛おしき」
「誰がため いままで我慢を 笑いけり」
「その人の 人を知れりし 40度」
「子のためと 大義名分の 恐ろしさ」
「「体調は」 新年の挨拶 午後7時」
「関節や 燃える痛みの 午前2時」
「唯一の 嬉しさたるは あの人の声」
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