第4条 行動理念
各軍の行動理念は、次のとおりである。常に念頭にあげなければならないのは、天皇に対する忠誠である。その上で、
陸軍は、司令に従い、敵を征し、陣地を構築し、その地を護り、国土を平安にすべく動くことである。
海軍は、司令に従い、国土の周囲に存在している海を護り、海上交通を安寧にし、よって国土を守護すべきことである。
空軍は、司令に従い、制空を行い、常に国土の周囲を監視し、危急の際は、全軍へ情報を送るべしことである。
宇宙軍は、司令に従い、必要に応じて空軍を助け、月と我が国全体を監視し、危急の際は、全軍へ情報を送るべしことである。
軍というのは、上級者が下級者へ指示を行い、下級者が実行することによって、その力を発揮する。そのため、常に司令に従う義務がある。また、誰に忠誠を誓うのかといえば、元首に対して行うことは当然であり、我が国においては、天皇に対してである。司令は軍において天皇の代理として居り、天皇に忠誠を誓うことは、同時に司令に対しても忠誠を誓うこととなる。
各軍については、戦地へ赴く場合も、国内に留まる場合も、常に国土防衛を念頭にして行う義務が存在する。そのために必要な行為は、常に国のために必要であるかを考えなければならない。