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第1条 基本的原則
軍の戦争における最も基本的なるものは、戦闘である。戦闘とは、敵が行う国へ対する挑発行為、彼我の軍が直接戦火を交わす行為のことを言う。
このことは、敵がいかにこちら側から戦端を開かせようとするか。この点にかかっているともいえる。なぜならば、昨今の国際情勢より判断するに、戦争は始めた方が、いかに優位に進めようと、国際社会から不利に扱われる。すなわち、情報戦争といも言うべき、これらの新形態の戦争によって、戦わなければならない。
だが、いかに情報戦争が繰り広げられようが、実弾を伴った戦争が行われることは間違いない。そのため、軍とは、戦闘を行うための存在とするべきなのである。