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男の狂気

どうもHALです。なんだかキャラクターたちが暴走しかけているのは内緒です。

 黒服の男は自らが起こした爆発に悲鳴を上げる生徒たちを眺めながらも、その目ではあの少女を探していた。

 偶然その少女を駅で見つけてから一週間。その男は東京中を駆けずり回って少女を探した。そしてなんとか突き止められたのが少女がこの陽光学園に通っているということだった。


(陽光学園は警備が厳しくて平日は中に入れなかったが、今日は違う。体育祭で警備が緩んだ隙に入り込んで、彼女を連れて帰る...今度こそ彼女をあの呪縛から解かなくては......)


 残念ながらその少女がどのように高校に通ってるのかはわからなかった。認識阻害魔法でもかけた車を使っているのだろうか。


(今日がおそらく最初で最後のチャンス...絶対に彼女を......)


 男はそう固く決意する。そして、


「見つけた――」


 その目はついにその少女を捉えた。宙から舞い降りて来る白く美しい髪を持つ少女。多少成長していたが、男がかつて――してしまった少女だった。少女は男から10メートルほど離れたところに降り立つと、男と向かい合って立った。

 ついに見つけた感激で男は震えた。彼は必死で声を絞り出し、そして彼女に向かって手を差し伸べて言った。


「さあ、早くここから逃げよう」




                        ◆




「えーっと......なにこれ?」


 レナが十秒ほど固まってようやくはっせた言葉はそれだった。まあ、当たり前だろう。いやいやながらも下に降りてきてみれば、よくわからない黒服の男に手を指しのべられて「一緒に逃げよう」だ。逃げる?なんで?あなたがこの騒ぎを起こしているのでは?なのになぜ?頭の中に沢山のクエスチョンマークが浮かぶ。


「君を呪縛から救いに来たんだ。さあ、早く!」


 男はさらにそう言うが、残念ながらレナに彼の心は伝わらない。むしろ意味のわからないことを喚く男として、恐怖の気持ちが湧いてくる。


「え、えっと...何言ってるんですか?」


 レナは怖かったが一応そう聞くことにした。


「だから、僕は君をここから救い出すために来たんだ!」


 しかし返ってくるのはよくわからない言葉。


「えっと、冥美。この人は敵で間違いないんだよね...?」


 レナは一応、通信魔法で冥美にそう聞くことにした。


「はい。この騒ぎの原因の十割はその男性の行動によるものです。速やかに排除してください」

「ぶっ飛ばしていいの?」

「はい」

「それじゃ...」


 レナは冥美の返答を聞いてレナはとりあえず男をぶっ飛ばすことにした。右手に魔力をためて魔力弾を放つ。


「ほいっと」


 レナは右手を男に向けると魔力弾を放った。


ズドーンッ!


 先程の水晶玉の爆発とは比べ物にならないほどの大きな爆発。砂煙が晴れると、そこには膝をついている男がいた。周囲には砕け散った防御魔法の欠片たち。どうやら魔力弾を防ごうとしたが、あまりの威力に防ぎきれなかったようだ。


「なんで...なんでわかってくれないんだ!」


 男はそう激昂する。しかし、残念ながらレナの目にはその姿は余計に変な人に見えた。

 

「え、だって...明らかに不審者ですし......」


 戸惑いながらもそう言うレナ。しかし、その言葉が火に油を注ぐこととなった。


「いいさ...君がそう言うなら、これで終わりにしてやる...」


 そう言いながら男は立ち上がると、ポケットから赤色のソフトボールほどのたまを取り出した。


「死をもって救ってやる...死ね!」


 男はそう言ってその玉をレナに向かって投げた。そして......

なんかこのパートが長くなってきている......あと三話くらいで体育祭編は終わりにしたいんだけどな......

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