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「とりあえず、あなた達の状況はだいたい把握したわ。確認だけど、ペンダントが動かないから、君達はこの世界から帰れず、私に助けを求めたってわけね?」
「うん。その認識で問題ないよ」
「なら私を頼るのは……いや、あなた達はこの国の──ましてやこの世界の人間ではないのよね?どうして私を連れてきたの?」
「神のお告げ……かな?」
迷った挙げ句、そう言って誤魔化した。正直、誤魔化せているかはわからないが、変な冗談だとでも思われたのか、少女は呆れたようにため息を吐いて、手に持っているペンダントを舐め回すように触れた。
「まあいいわ。結論から言うと、あなた達がこの世界から出れないのは、このペンダントが燃料切れだから。それと、燃料が少なくなった結果動作不良を起こしたみたいだから、燃料を足す以外に少し修理が必要よ」
舞依が質問する。
「それで、燃料は何?」
「血よ。正確には、血液中の神石。それがこのペンダントの燃料よ。神石が他の世界にあるかはわからないけれど、このペンダントはこの世界で作られた可能性が高いんじゃないかしら」




