表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Judgment Mythologies  作者: 篠山 翔
中嶋優
96/159

45

三人で俺達の部屋に行くと、少女は布団から体を起こし、寝ぼけ眼を擦っていた。

「起きたんだね。体調の方は?」

「ええ、もう大丈夫よ。迷惑かけたわね」

「喉、渇いてない?」

「そうね……。何かもらえるかしら」

「わかった」

お茶をコップに注ぎ、少女に手渡す。それを少女は勢いよく飲み干した。

「ぷはぁー。ありがと」

コップを受け取ると、舞依が耳打ちしてきた。

「本当にこいつがペンダントを直せるっていうの?」

「うん。そのはず」

コップを流しに置いて、少女に話しかける。

「一つ頼みたいことがあるんだけど」

「そういえばそんなこと言ってたわね。いくら?」

「ああ、いや、お金じゃなくて、一つ直してもらいたい物があるんだ」

環ちゃんが首に掛けているペンダントを指す。

「これなんだけど……」

「へぇ、趣味のいいペンダントじゃない。どこか欠けたり割れたりしてるの?見た感じだと、壊れているようには見えないけど」

環ちゃんは俺に目線を向けた。話しても大丈夫だと軽く頷いて伝えると、環ちゃんはペンダントのこと、そして俺達がここに居る経緯を少女に話した。

少女は真剣な面持ちで、その話を聞いていた。

「そのペンダント、触らせてもらってもいいかしら」

「うん。どうぞ」

環ちゃんがペンダントを外し、少女に手渡す。

少女の指がペンダントに触れた瞬間、少女は驚いたように息を呑み、駄菓子の当たりを引いた子どものように目を輝かせた。

「これ……!ねえ!これどこで手に入れたの!?」

ぐいと身を寄せてくる少女に、環ちゃんは戸惑いながら答える。

「ええと、ごめんなさい。そのペンダントに関する記憶はないの」

「そう……。そっちの二人は?なにか知らない?」

「あたし達は巻き込まれただけで、何も知らないわ」

「巻き込まれた……?なるほど……」

少女は一つ咳ばらいをした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ