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「うわあ!」
橘さんに昼食を届けて戻ってくると、舞依と皿洗いをしていた芽依ちゃんが驚いたように悲鳴を上げて、皿を落として割ってしまった。
「どうしたの?」
「なんか、千ヶ崎君の声が急に……」
「あいつはもう部屋に戻ってるわ」
「え?でも……」
「洸太君の超能力がテレパシーみたいな能力だったから、それじゃないかな」
「もー!ケガしちゃうところだったよ!あとで文句言いに行ってやる!」
「あはは。破片は俺が片づけておくから、今行ってきていいよ」
「あ、うん。ありがとう」
「ついでに、芽依ちゃんの超能力を試すのを洸太君達に手伝ってもらいなよ」
「……さっきは使っちゃダメって言ってたけど、いいの?」
「うん。さっきはまだわからないことが多かったから駄目って言っちゃったけど、大丈夫だよ」
「わかった」
さて、そろそろ少女が呼んだ迎えが来てもいい頃合いだし、これで安心して話ができる。




