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Judgment Mythologies  作者: 篠山 翔
中嶋優
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……そして、元の世界に帰るという俺達の目的と必ずしも合致しているわけではない。今は信用できても、いつか登っていた梯子を外されるようなことがあるかもしれない。

『そんなことはしないさ。君達がノーヒントで全員無事に元の世界に帰るなんて難しいだろう?だからこうしてヒントを出してあげているのさ。そして別に君達の旅路が順調に行っていたとしても、ヒントを出さなくなるだけで邪魔はしない。約束するよ。もっとも、この約束すらも君にとっては信用ならないものなんだろうけどね』

その通りだ。価値観が異なる得体のしれない存在に変わりはない。手放しで信用できはしない。そもそも、俺達を観察するという動機すらも嘘の可能性がある。なにも信用できない。

『そこまで信用が落ちちゃったのか。人間はわからないもんだ』

『それで、結局のところなんの用だったんですか?』

『用がないと話しちゃだめかい?君、暇だろう?』

『……』

『なにかしらの用事がないと話しかけちゃいけないのなら、用事をつくろうじゃないか。君にアドバイスをするという用事を。アドバイス、聞きたいかい?』

聞くだけならタダだ。アドバイスの信憑性はわからないが、低いと判断して聞き流すのは、聞いてからでも遅くない。

『はい。聞きたいです』


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