表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Judgment Mythologies  作者: 篠山 翔
佐伯洸太
43/159

42

佐藤の歩む速度が徐々に落ちていき、止まった。


僕達は鉄橋の真ん中付近。歩道は一直線。身を隠せる場所はない。僕と佐藤の距離はおおよそ十メートル。まだ気づかれてはいないようだけど、見つかってしまうならいっそのことこちらから声を掛けようかと悩んでいると、佐藤は首だけを動かして、眼下に流れる水流を見つめた。そして震えている手で欄干を掴むと、そのまま跨ぐように越えた。

──自殺。

落ちたらただでは済まない高さだ。反射的に走り出す。

僕の感じた嫌な予感は正しかった。

重心が前に移動していく。足が離れるすんでのところで、僕は両の手で佐藤の腕を掴んだ。

佐藤の体が落ちていく。腕を掴んでいた僕も佐藤に引っ張られ、胴体が欄干に激突する。痛みはあるけど、手は離していないし、一緒に落ちてもいない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ