表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Judgment Mythologies  作者: 篠山 翔
佐伯洸太
35/159

34

靴を履き替えた直後だった。

『助けて──!』

ひどい頭痛とともにその言葉が頭の中に響いた。

この感覚はテレパシーだ。でも、僕がテレパシーを使おうとしていないのにどうして……?それに、この声は昨日聞いた佐藤の声だ。

目を閉じて、佐藤の顔を思い浮かべた。初日に試してみて判ってはいたけど、やはりどこにいるか全くわからない相手になると、集中しないといけない。

ラジオの周波数を合わせるようにして探っていく。

『──痛い──助─て──』

途切れ途切れになりながらも佐藤の声が聞こえた。

「遅れちゃうよ!」

芽依さんに肩を叩かれて、集中が切れた。しかし、佐藤が危険な状態にあることは分かった。

助けなければ。遅刻は確定的になってしまうけど仕方ない。芽依さんにも……。

不意に、昨夜の環さんとの会話を思い出した。

──他人任せにしない。

そうだ、頼ってばかりじゃだめだ。

「ごめん、用事があったの忘れてた。芽依さんは先に行ってて」

「用事って?」

「いいから!」

芽依さんは渋々といった様子で頷くと、階段を上っていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ