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『やあ、調子はどうだい？』
俺の頭の中だけに声が響く。
『調子は……まあ、普通です』
『そうかい』
『それで、何の用ですか？』
『いや、ただ君が暇そうだったからね。話し相手になってあげようと思って』
『いつもの助言じゃないんですね』
『おや、助言が欲しかったのかい？』
『別にないならいいです』
『君、私を体のいいお助けキャラだと思ってないかい？』
『思ってません』
『これ以上の助言はさすがに肩入れが過ぎてしまうからね。……おっと、久々の来訪者だ。少し失礼するよ』
来訪者……？
