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Judgment Mythologies  作者: 篠山 翔
佐伯洸太
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そのまま雑談をしたり、千ヶ崎が自分の部屋から持ってきた漫画を読んだりしていると、未だに聞き慣れない電子音が二人の携帯から鳴った。鞄から携帯を取り出す。時刻は午後六時。環さんからメールが一件来ていた。夕食ができたからいつでも食べに来ていいという主旨のメールだ。

「早速行こうぜ」

「うん」

先に靴を履いた千ヶ崎がドアを開けた。エアコンが効いていた部屋に流れ込んでくる蒸し暑い空気を感じながら、スニーカーを裸足のまま履いた。

中嶋先輩の部屋に行くと、環さんが洗い物をしていた。中嶋先輩はまだ帰ってきていないようだ。この世界では学校の先生らしいけど、この世界でも教職は夜遅くまで働くことになるようだ。

環さんと軽く話した後、ちゃぶ台に座った。舞依先輩や芽依さんはもう食べ終わって自分の部屋に戻ったのだろうか。僕と千ヶ崎で出された夕食を頬張った。仕事などの関係で時間が合わせづらいので、各自でここに食べにくることになっている。元の世界のでは皆揃っての食事が多かっただけに、バラバラで食べることに対して僕達の絆が薄れてしまったかのような寂しさを感じる。


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