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Judgment Mythologies  作者: 篠山 翔
中嶋優
118/159

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「ごちそうさまでした」

「お粗末さまでした」

皿を持って立ち上がると、その皿を環ちゃんに横から攫われた。

「私がやるからいいよ」

「え、いや……」

「そこはありがとうでしょ?」

「あ、ありがとう」

「一つ、言おうと思ってたんだけどさ。君、抱え込んじゃうタイプでしょ。一人で全部やろうとしすぎ」

神のこと、通り魔事件のこと──心当たりはある。

「料理のこととかがいい例だよ」

「料理?」

「そう、料理。もしかして自覚なかった?だとしたら重症だよ。いい?七人分の食事を三食も作るなんてやり過ぎなの。しかもそれを朝にまとめてとか、ありえない」

「でも、料理はいつもしてるから。確かに今日はちょっと量が多かったけど、俺は問題ないよ」

「料理だけじゃなくて他のこともだよ。今は平気でも、いつか破綻する。今の君の在り方だと、君のためにもならないし、周りのためにもならない。もっと周りを頼りなさい。いい?」

無理をしているという自覚はない。だが、人生の先輩からの言葉だ。実行してみよう。


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