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頭打ったら、ホラゲーの舞台?!

なんとなく書いてみたくなって先人たちに続いて面白いのがかければいいなと思って書きました。

初投稿ですがよろしくおねがいします。

 いつもどおりの日常をボンヤリと過ごし、家に帰ってから何をしようかと考えていた稲穂遥<イナホ ハルカ>は、最近よくあるアレに巻き込まれてしまった。

___そう、異世界召喚である。

                      

 メガネを掛けた小柄な少女は、急に現れた光る水溜りに足を滑らせ仰向けに倒れたという記憶を最後に気が付いたら、鬱蒼とした森のなかに倒れていた。少なくとも学校から家に帰る道にはこんな場所は存在しない、否、方向音痴過ぎて1人で特定の場所以外に行くなと周りから厳命されていたため、もしかしたらあり得たのかもしれない。だが、日本にこんな場所があるはずがない。あったとしたら中世ヨーロッパや熱帯雨林の奥だろう。

 断言してしまうほどには、この森はとても異様だった。

 陽が当たらず、どこまでもジメジメとしており、鳥のさえずりも虫の気配すらしない。訳のわからない毒々しい花々が所々に咲き、ただひたすらに纏わりつくような嫌な匂いが立ち込めていた。どちらに進めばいいのかも分からず、ただこのまま朽ちていくのではないかと思えてしまえるほどに、本能的にダメな場所だと警告されている。

 しかし、そんな場所に突如放り込まれてしまった少女、遥はここの異様さに目を輝かせているのだった。

 何故か、そう聞かれても常人にはわからない。常人でわかったら余程この少女について分かりきっている者だろう。もしくは、心を読む術を持った者か。兎も角、この少女がこの狂気の沙汰に陥りそうになる森を、まるで聖地のように見ているのか。それは彼女が重度のホラゲー好きだからである。

 つまり、自分好みの場所だったのだ。

 地面に座っていた遥はこの森を見渡すと、小柄で真面目そうに見える見た目に反して、

「ここ、最高すぎません?!」

大きな声で叫んでいた。

 その大きな声は何処までも響き渡りそうだったが、実はこっそりと息を潜めていた鳥が空へ飛び立った程度のインパクトしかなかった。

 そして、見知らぬ場所にいるというのに遥は重度のホラゲー好きが原因で、特に問題視をしていなかった。バッチコイ!とウェルカムの状態で目を爛々と輝かせ、この場所を探索し謎の屋敷がないか探しに行こうとしている。



傍から見たらアカンやつ

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