7、可愛い娘 『プルン』
次の日、眼が覚めると、
見慣れない者?が俺の顔の横でぬいぐるみの大きさの三頭身のメイド服の女の子が微笑みながら鎮座していた。心なしかサニアに似てなくは無い。
なんだこれ?
◼️ ウェアドラグスライム『プルン』 LV 1
耐久《HP》 3500/3500
魔力《MP》 2300/2300
◆特殊能力
【キャリア:スライムの母】
スライム系の魔物をを生み落す事が出来る。
【|運搬者〈トランスポーター〉】
荷物なら重さ10kt、生物なら60匹(人)を異空間入れ持ち運びができる
【スライム分身】
スライムの任意の体積を切り分け分身体を作り出す。核を持つものがオリジナルで、分身はオリジナルの思考で動く。
【浮遊飛行】
・常時浮遊出来る。
・最大音速の10倍以上の速さまで上げられる。
◆技能
【完全擬態】
・自身を物や景色に溶け込み、気配、魔力を遮断する。
・植物、動物、魔物、人物に擬態できし行動できるが能力はそのままで、喋ることはできない。
・鑑定系の能力を持つ者に虚偽の情報を流す事が出来る
【極・鞭操術】
鞭を手足の様に扱う
◆種族能力
【形態変化】
・身体を様々な形態に変化する。
・体積を異空間に自由に預ける事ができ、
現在最大重量10tで最軽量は3kgまで
【硬化】lv20/30
身体を硬化する。現在硬度:鋼鉄
【耐魔粘体生物】
打撃、斬撃、魔法ダメージをスライムの核に当たらない限り無効
【丸呑み】lv35/100
・接触した自身より弱い者を一定の確率でを瞬時に呑み込み、消化し、HP回復し、成長、進化の糧にする。
・飲み込む確率は能力lvと対象者の基礎能力と瀕死度合で決まる
【消化液鉄砲】lv30/100
・消化液を飛ばし、対象物に当てる。
・飛ばす速さや飛ばす量は能力lvで決まる
ダメージは消化液の強さに依存
【消化液強化】lv30/100
・能力lvが上がる度消化液が強くなる
◆隠れた能力
【転送】
・印をつけた場所に【|運搬者〈トランスポーター〉】での運搬物を転送する事が出来る。
転送印一覧
・コアルーム前
・_______
・_______
・_______
◆隠れた才能
【|神〈シン〉の名を持つ種族】
・この種族の正式名称は
「シン・ウェアドラグスライム」
・LV上限が無効になり鍛えれば鍛えるほど強くなる。
「プルンだと!?」
寝起きの驚愕で眼が覚めた。
進化したんだろうが、相当強くなってないか?
シン…神の名…
嗚呼、進化条件 上級魔族だったな。
俺、魔人じゃん。それも上級魔人じゃん。上級魔族どころか、数段上じゃん。
あははは…
現実逃避はもう良いか。
進化条件の欄に魔人の血の項目無かったんだが…
もしかして、進化条件も隠された条件があるのか?
俺の血はそんなにヤバイ物なのか?
【図書館】で調べてみるとこう記されていた。
■魔人の血(不活性)
魔族最上位、所謂、『魔王』の血族の血液
不活性時は何の効能はないが、活性化した血液
を舐めると莫大な力を得ると言われている。
活性条件は不明
■魔人の血(活性化)
魔族最上位、所謂、『魔王』の血族の血液
魔王が自分の従魔が幹部に昇進時に
自分の肉体を自ら傷つけ血を流すと活性化する
舐める量で得る力が変わる。
嗚呼、だから…
プルンには舐めるどころか、コップ並々の血液飲ませたからな。相当強くなるわけだ。力の上限が無くなるか。
魔王様、大事な事は教えてくださいよ。
まあ良いや。取り敢えず、やる事は
カード上書きと戯れる事。
こう見えて、可愛い物好きだ。
まあ、スライム飼ってるから分かると思うが、
一通り戯れ終わると色々スッキリする。
何が?とかは聞かないでほしい
「よし。今日サニアにあったか?」
ーコクンー
と頷く。喋れないが理解は出来てると。
それは前からだったし、心配はしてない。
てか…あったのか?
「この姿でか?」
ーコクンー
oh…なんか勘違いしてなきゃ良いが、
だが、まあ。あいつのことだすんなり、プルンと気づいてる事だろう。俺らは、なんだかんだで長い付き合いだし、その辺りは信頼してる。
「取り敢えず、サニアのところ行くか」
とメイドのぬいぐるみと化したプルンを脇に抱え込み部屋を出た。