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雑記  作者: 飯田橋 ネコ
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大臣の資質

 バラエティ番組に出ている芸人さんたち。基本、放送作家がスゴイんですけど、アドリブや生放送における当意即妙なやりとり見てますと彼らの言語能力の高さとそれを悟らせないキャラクター展開には恐れ入るばかりです。

 そうした“名人芸”があまりに当たり前になってしまった昨今。誰もがアノ程度のコトは普通だと思い込み、街ゆくヒトのインタビューにおいても、市井の方々が物怖じすることもなく普通に番組として成立するレベルのやりとりを繰り広げているワケです。


 かたや、当選数回というまごうことなき“政治のプロ”たちが、ようやく上り詰めた高みより、たったの一言二言で転がり落ちる事例が後をたちません。

 恐らくはテレビを見ている時間の長さ、そして普段生活している環境の違いに起因すると思われる“失言劇”。

 遊説や後援会での演説。陳情に訪れる数多の市民やひょっとすると表沙汰にはできかねる目的でやってくる方々とのやりとり。そうしたものの積み重ねの末に形成される政治家としてのアイデンティティーは、ステレオタイプな“先生”像として彼らの表層に幾重にも積層されていくワケです。


 基本バラエティ番組など目もくれないような彼らが、党内の派閥抗争やしがらみの海を乗り越えてようやく閣僚の末席に辿り着いた結果がアレ、ということなんだと思います。当選数回ということはそれだけ長いこと政治の世界に身をおいていらっしゃるわけで、その間のマトモな社会人経験というものが欠落しているという事実は否定できないと思います。ましてや初入閣ともなるとその政治家人生における絶頂なワケで、有頂天になるなという方が無理ゲー。


 復興庁自体が基本“損失”からの積み上げを目とする特殊な行政機関であり、設置10年での廃止が規定された期間限定のモノであることから、事務方にとってはどうしても官僚的ロードマップの埒外にある組織に見えてしまうことも手伝い、大臣の演説の草稿つくるという大事な業務に携わるスタッフが中央省庁勤務(復興庁だってそうなんだけど所在地は合同庁舎の4号館)に相応しい一線級のスキルとモチベーションを持っているのかについても疑問符です。


 かつて、この国には“お上の言うことには絶対服従”しつつ気の許せる範囲の人間とそれについてボヤくというシステムがありました。今ではボヤきは瞬間的に全国規模で共有され、既存のどんなマスコミでさえ決して叶うことのないスピードと規模で拡散されます。見る側のシステムが変わったのです。見せる側の資質、その求められるモノも変わったということに気付いて頂けますと幸いです。

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