同時代性
最近テレビドラマが面白いのは、書いたり作ったりしてるヒトがおおかた自分たちと同世代の人間になりつつあるから、なのかと思います。将来の夢も希望も持てないまま世間に送り込まれた世代が、それなりに頑張って社会の中での居場所を確保しつつある今日此の頃。朝日の天声人語なんかを読んでても、“コレ書いたの絶対三十代後半でしょ”って思う記事を見つけてはニヤニヤしております。団塊の世代の子供で“ゆとり世代”のちょっと手前。記憶の片隅に昭和と冷戦が息づく1970年代後半生まれ。小・中学校は“校内暴力”。高校は“阪神淡路とオウム”。就職は“超氷河期&非正規雇用”というネガティブワードで彩られた私達。
最近(最近でもないか……)政治が面白くないのは、政策作ったり施行したりしてるヒトがおおかた自分たちの親の世代の人間になりつつあるから、なのかと思います。戦後復興から高度経済成長期にかけ生まれ育った方々は、集団就職とインテリ、労働組合と学生運動、核家族化にバブル景気と、今の日本の構造と価値観を文字通り叩き上げてきた世代であり、いよいよ満を持しての舵取りを始めたというワケです。この国を世界第二位の経済大国に押し上げたのは紛れも無く彼らですし、今後も長きに渡り数的・経済的・思想的な一大勢力として存在し続けることでしょう。
自分の親のコトを悪く言う時期ってあると思います。思春期なんかは特にその傾向が強いと思われます。ここ数年、そして今後数年ってそんな時期なのかもしれません。そんな自分たちが悪く言われる時期まで残された時間は20年余り。さてどうやってやり過ごしましょう? “やり過ごす”なんて言ってる時点でアレですけどね。




