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雑記  作者: 飯田橋 ネコ
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脳の働き The mind is not a vessel to be filled, but a fire to be kindled.

 別に研究者などではないので専門的なコトはわからないのですが、人間の脳って普段一生懸命働かせてるつもりでいても、基本的には全然使えていないのではないでしょうか。


 筆者も昨年文章を書き始めるまでの十数年間はたぶん殆ど使えていませんでした。いまだって本当にきちんと運用出来ているかと云われると実に怪しいものです。


 日常生活においては、視覚や聴覚などで拾った情報を取捨選択して思考に回している感覚があるのですが、この選別の過程で省かれたものは“省かれた”だけであって決して消えて無くなる類のものではないようです。人間の記憶力がアテにならないのは、この選別のフィルターの網目の細やかさがヒトによって全然違うことに起因しているのではと思います。


 省かれたものは澱のように溜まっていき、臨界点を超えると溢れだすシステムのようです。その出力方法はそれこそヒトによって様々ですが、筆者の場合はたまたま文章だったという程度のコトなんだと思います。


 この花粉症のようなシステム。実のところどんだけ“溜められるか”というところがポイントのようです。端的に言えば容量と仕入れなんだと思います。


 容量。どれだけ入るのか。入れてみなければわからないシステム。このファクターの恐ろしいところはヘタすると底なしである可能性もあるコト。加齢に従って容量が変化する場合もあるし、溢れる前に人生終わってしまう場合も多いでしょう。溢れかえることが幸せかというと必ずしもそうではない点も見逃せません。何せもとの状態には戻れないのですから……。


 仕入れ。どれほど多くのモノに触れたか。覚えるとか学ぶとかいうレベルである必要は全くなく、むしろどれほどストレスのない状況で新しいモノに触れられるかがポイントのようです。文章を書く訓練など全くしたことのない筆者がこんなにつらつらロクでもないこと書き続けられるのは、おそらく演劇などの本番を何公演もこなし、手先が勝手に動くようになっていき、基本毎日同じようになるよう心がけながらも日々変化していく舞台に対応しつつ、台本の構成や展開の仕方、口語における韻の踏み方、伏線あるいはミスリードの作り方なんかをほぼ無意識のうちに溜め込んだからに他ならず、ここまでの文章だってほぼ何も考えずに思いつくまま喋るようなスピードでタイプしているワケです。


 ただこの“機能”が何かの役に立つかというとそれはまた別のハナシ。現時点では書き始めるとある程度の帰結までたどり着かないと止めることが出来ず、ただでさえ忙しい日常生活から5分とか10分とか奪っていくわけでして、ホントに迷惑千万な有様です。しかも思考が何の脈絡もなく飛びまくって色んな物繋げてはドヤ顔してくださるので大変困っております。


 どうしたらこの状況から抜け出せるのか。ソコまで考えが及ばないのは、脳の使い方がヘタ、というコトの証左にほかならないワケでして、診ていただくとしたら何科なんでしょう? などとわりに本気で悩んでいる今日此の頃。


 以上、プルタルコス先生が聞いたらカンカンに怒りそうなお話、でした。

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