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赤ちゃんと高校生男子の日常。  作者: 夜凪


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お着替えシーンあります(笑)

人間なので動くのです。慣れないと大変。

そういえば、お土産あるんだった」

「どうしたの、それ」

いそいそと怪獣着ぐるみを引っ張りだして広げて見せれば、母さんが目を丸くしてる。


「ハルに似合いそうで衝動買い。大成達がカンパしてくれた」

そういえば、お詫びとお礼に飯奢ったのにコレでチャラになってる。

駄目ジャン、俺。今度、なんか考えよう。


「ハ〜ル、着て見せてよ」

いそいそと服を手にハルに近づく。

笑い疲れたらしく、グッタリと床に転がっていたハルは、やる気なさそうにゴロンと転がってそっぽをむいた。


お疲れか?

いかにも興味ありません、といった様子のハルにおかまい無しに洋服に手をかける。

が、そういえば、服着替えさせるの初めてだった。

……以外に難しい。


なにしろ、どこもかしこも小さくて細い為、下手に力を入れたら折れそうで怖い。

そのうえ、相手は非協力的でくねくね逃げるのだ。

腕を袖から抜くだけで一苦労だ。


肩のところにスナップボタンがついてて、普通よりは多少やり易くはなってるけど、なんでTシャツなんか着せてるんだ。

シャツタイプにしてくれ!


逃げようとするハルを捕まえて、あっちを折り曲げて伸ばし、穴をくぐらせ、どうにか全ての服を脱がしたところで、面白そうに後ろで見学してた母親からオムツを渡された。


「それも、ついでに変えてて」

「オムツってどうやって変えんの?!」

新たな難題に悲鳴をあげれば、母さんに笑われた。

「それパンツタイプだし、履き替えさせるだけよ。ウンチはしてないでしょ?」


おそるおそるオムツの上の方を引っ張って中を覗けばおしっこだけの模様。

引っ張り下ろして取り替える。

足をバタバタされてなかなか上手くいかないものの、どうにかミッション成功。


恐竜の服は、オールインの着ぐるみで前の方に長いチャックが付いてるからかなり楽。

ざっくり手足通してチャックあげれば…

「出来たぁ〜」


なんか、すっごく一仕事やり遂げた感が。

やり終わり、立ち上がらせて眺めれば、青い恐竜がいた。


フード部分を被らせると、恐竜の口からムッツリへの字口のハルの顔。

「やっぱり、似合ってんじゃん」

予想通りの仕上がりに大満足だ。

ギザギザのついた恐竜のしっぽも可愛い。


座らせていそいそと写真撮影。

「ハル〜ハルハル、こっち向けよ。おーい」

呼んでもこっち向いてはくれないので、しょうがないから俺が回り込んで、何回も撮ってどうにか満足いく1枚をゲットする。

迷惑そうな半眼とへの字口がいかにもハルっぽい。


とりあえず、ありがとうの意味も込めて大成と隆太に、写真を送っておく。

タイトル『可愛いだろ』と……。


速攻で返信がきた。

大成『親バカ乙』

隆太『機嫌悪い?ま、似合ってるけど』


なんかふたりとも失礼だ。

やっぱり、この可愛さは生で見ないと伝わらないに違いない。


「こ〜んなに可愛いのに。なぁ、ハル」

「あぅぅ」

抱き上げてすりすりすれば、迷惑そうにぐいっと顔を押し返された。

さっきは楽しそうだったくせに、つれない奴だなぁ。

女心よりも不明だぞ。





次回は閑話的に友人視点あげます。

読んでくださりありがとうございました。

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