6
ブックマークありがとうございます。
嬉しくてニマニマしてます。
うちのグループは気楽なもんだと楽観視していた今朝の自分を殴ってやりたい。
えぇ、しっかり面倒な状況になってますとも。
大成に脅され、しぶしぶフォローをしようと後を追ってみるも、剣もほろろ。取りつく島無し。
てか、何がそんなに癇に障ったのかさっぱりな俺はやっぱり人付き合いに向いて無いのかもしれん。
いかん。だんだんへこんできた。
そんな事をしてたらあっという間に終業式終わり、掃除も終わり、ホームルームで本日の学校は終了だ。
先生が去った後、みんなに囲まれた隆太を横目に見ながら机に突っ伏していると、大成がノコノコやって来た。
「おや、見事に撃沈してる」
ちなみに大成は隣のクラスの為、俺の涙ぐましい努力は見てい無い。
「やっぱり、幸人にゃ難し過ぎる課題だったか」
明らかに笑いを含んだ声とともに頭を撫でられる。
「うっさい。黙れリア充め」
姉貴のおかげでプチコミュ症の俺を舐めんなよ。プチだからな。あくまで。そこまでひどくは無いはず。
「はいはい。リア充の使い方、間違ってる気もするけどね。しょうがないから、橋渡ししてやるよ」
マジへこみしかかってるのを察して、苦笑とともに大成が隆太を囲むグループへと近づいていく。
凄いな大成。
俺にはあの結界を超えて隆平にたどり着く気力はもう無いわ。
この数時間で使い果たしたとも。
そんなバカなことを考えつつ、ぼぅっとそっちを見てると、見事隆太を連れ出す事に成功してた。
やっぱ、凄いわ大成。チョットだけ尊敬してやろう。
「飯食いに行こうぜ。ドタキャンのバツに奢れよ〜。『ささや』で良いからさ」
我が校御用達安い美味い量が多いが売りのお好み焼き屋をねだる大成にに苦笑い。
ま、良いや。
母さんに臨時支給交渉しよう。たぶん通るだろう。
「ドリンクも付けてやるよ」
「やった。絶対混むから早く行こうぜ」
カバン取ってくる〜と一足先に教室を出た大成を追いかけるように立ち上がった俺の横に隆太が並ぶ。
「悪かったな。理由あるの分かるけど、あんまり幸人がアッサリしてるから、楽しみにしてたの俺だけだったのかって、チョット悔しかった」
ボソボソと謝る隆太に笑いかける。
「俺も。夕べ夜泣きされて、チョットテンパっててさ。言い方悪かったな。泊まりでキャンプは流石にムリだけど、もうちょいして落ち着いたら遊ぼうぜ」
頷いてくれた事にホッとして、作ったんじゃない笑顔がこぼれる。
やっぱり、気まずくなるのはイヤだし、良かった。
合流した大成の首に手を回して引き寄せるた俺はかなり浮かれてた。
そのまま「ありがとな」と感謝の気持ちを伝えれば、ちらりとどこかに視線を泳がせた後、「俺も愛してるよ」と抱きついてくる。
「そんな事は言ってないし、歩きずらい」
ベッタリと張り付いて体重をかけてくるもんだから潰れそうになる。
押しのけようと大成の体を押すより早く、隆太の手で引き剥がされた。
「混むから早く行くんだろう?」
なんでかまた、機嫌が悪くなってる隆太にそのまま肩を押されて連行された。
そんなに腹減ってんのか?
てか、大成、笑ってると置いてくぞ〜。
『ささや』でお好み焼き3枚と追加に焼きそばまで食べてそれでも夏目さん3人でお釣りがきた。
『ささや』のおばあちゃん、マジ感謝。いつまでも元気に飢えた男子高校生の胃袋を救ってください。
ぶらぶらと商店街を歩いてると、子供服の店を発見。
ショーウィンドウのマネキンに着せられた服に目がとまる。
青いデフォルトされたゴジラのような着ぐるみ風の服。ハルに着せたら似合いそう。
ぶっちょう顏の赤ちゃん怪獣。
……スッゲェ見たい。
「げ、結構するんだな、子供服って」
値札を見て固まる。
なんでこんなに少ししか布使ってないのにこんな値段するんだ?
さっきの昼飯代超えた値段に真剣に悩むおれの後ろで、2人が顔を見合わせてる。
自分用の夏服まだ買ってないから、それ用のお金に手をつけたらいっか。
だって、アレ絶対着たところ見たい!
「幸人、それ買うの?」
肩越しに覗き込みながら大成。
「イヤぁ、だって面白そうじゃん」
いそいそと店に入って店員さん捕まえてると、2人もぞろぞろ付いてきた。
しかし、子供服の店に男3人、メッチャ浮いてるんだが。
支払いしようとすると、後ろから千円札が2枚飛んできた。
「カンパ。その代わり、それ着てるところ今度見せて」
ニンマリ笑う2人に少し悩んでから頷くとありがたく受け取る事にした。
どうやら夏の予定が1日埋まりそうだ。
読んでくださりありがとうございます。
次回は赤ちゃんでてきます!




