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しるし2(詩集)

苺のミルフィーユ

作者: さゆみ



シトシトする日

グレーな空の下

パッと開く傘の花

苺の花が咲いている


チョコレート色の土の上

ピクニックシートを敷き詰めたら

聞こえてくる いつかの音 明日(みらい)の音

きみの音 サクサクする日

きっとパイになる


重ねようか

苛立ちも慰めも

溜息も思い出も理想郷だって

重ねようよ

失敗 奢り 悔しさ 喜びだって

ささやかな幸せはバニラビーンズ

世界でたった一つのカスタードクリーム

たっぷりパイと語り合って

サクサクと積み重ねていこう


傘の花は苺の果実になった

テッペンに飾ったら

きみとまぶす微笑みの粉砂糖

目を閉じて耳を澄ますと

サクッと頬張る音がする

いつか来る

みんなそれぞれの 春の音がする








パイの間に苺を挟むの忘れました(T_T)

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― 新着の感想 ―
[一言] 余りの詩の可愛さに思わず感想欄に書いちゃいました( *´艸`) 美味しそうな甘酸っぱい香りを想像してしまいます♪ 景色と苺ミルフィーユを重ねるなんて新鮮でした(^_-)-☆
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