また・・かな?
「……御断りします」
「なぜだい? 僕ほどの男なら君を真に愛せると思うんだけど? 本当に付き合ってくれないの?」
僕は今、一人の男性いる。
カンファ・タイテール。
この僕ですら知っているこの学校一番のたらしだ。
何でも、可愛い女の子を見つけたら手当たり次第、負けた方が何でも言うことを聞くという約束をして、無理矢理戦いを強要する男らしい。
実力はあるようで、ほとんどの女子生徒は言いなりになるしかないらしい。
しかもこの男は一人でいる女の子以外は狙わないという嫌な所を徹底している。
「気持ち悪いのでさっさと何処かへ消えて下さい。私はこれで」
ここから立ち去ろうと僕はするが右腕を掴まれた。
うざいね……。
しつこい男はモテないらしいよ……?
しかしこの前、アンディルシェルに告白されてから、こんな短期間に二回目が来るなんて……。
やたらめんどくさいのが。
「決闘しようよ。明日の朝十時でどう?」
あれ? 何かデジャヴュが……。
「良いよ。直ぐにどちらが上か教えてあげる」
この男も徹底的に潰さないとね……。
アンディルシェルの二の舞にしてやる……。
「なら、決まりだね。楽しみだよ君みたいな可愛い娘を自分の好きに出来る何てさ」
前言撤回。
アンディルシェルより、酷い目に合わせてあげよう。
この男には僕に手を出した事を一生後悔させてやる。
「じゃあまた明日ね。楽しみにしているよ」
カンファはそう言い手を振りながら何処かへ消えて行った。




