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三年・・かな?

「ウォンタルの王がやられたわ……」


 暗闇の中そんなフェニックスの声が響く。


「そうか」


 暗闇の中フェニックスと一緒にいるであろう人物はそっけなくそう答えた。

 恐らく興味が無いのだろう。


「人間の死体が沢山手に入れられたのは大きいけどあれが死んだのは大きいわね……死ぬ前に大量の魔力に還元したかったのだけれど……やっぱり欠片が厄介だわ」


「……我々の計画を邪魔する者……ライ・ディウス。確かに欠片を持つ奴は厄介だ。これ以上計画を邪魔されれば我々の計画が成就するのは何時になるかわからん」


 フェニックスの言葉に彼は適切に答える。

 計画には興味を持っている様だ。


「……このペースで行けばあと何年掛かるかしら?」


「……三年だ。最低でもな」


 フェニックスの言葉に彼はそう返した。

 どうやら頭が切れるらしい。


「流石はバルバトスね。頭脳に関しては私達の中でも随一だわ」


「……」


「随分と口数が減ったわね。前の貴方ならうるさいくらいだったのに」


「……」


「…………まあ三年掛かる事は分かったわ。それで私はどうすれば良いの?」


「……旧ウォンタル魔法学園に眠る四体の猛獣の欠片を取ってくればいい……但し学園内で我々の力は弱体化してしまう。お前は入学し、欠片を探し出せ」


「分かったわ」


 そう一言言い、フェニックスの気配は暗闇の中から消えた。

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