戦い・・かな?
「GAAAAAッ!!」
ウォンタルの王が触手で攻撃してくるがライはそれを軽々と避ける。
(理性が無くなっているのが幸いかな……これは)
ウォンタルの王には既に理性は残っていない。
理性の無い者の攻撃をかわす等今のライには容易かった。
(あのブレスはかなり不味い……あれが来る前に倒さないと……)
避ける容易くともブレスの範囲はそれなりに広く、威力は凄まじい、ライにも当たる可能性は十二分に有るだろう。
「GAAAAAッ!!」
「ッ!! もう次のブレスを放てるのか!?」
再びブレスが放たれる。
ライはそれを避けるがブレスが当たった地面は消滅した。
――あれに溜めはいらないと言う事だね……。
ライはブレスには溜める時間が必要だと思っていた。
しかし奴のブレスに溜めはいらなかった。
つまり長期戦に成るとこの辺りにそれなりの被害が出ると言う事になる。
一気にウォンタルの王を滅ぼせる方法……。
ライは考えてはみるが中々良い案は浮かばない。
しかも今は戦いの途中、理性がないウォンタルの王が待ってくれる筈も無く、触手で攻撃をしてきた。
「全く……考える時間くらい欲しいよ……ねッ!!」
ライは<パーフェクト・イージス>を出し、攻撃を防ぐ。
「アグネヤストラッ貫けッ!!」
ライはそのまま続けてアグネヤストラを放つがやはりウォンタルの王には通じない。
火力が足りない。
ウォンタル王の防御能力は非常に優れていた。
このまま放っておいても直ぐに力尽きるとは言え今すぐ滅ぼそうと思うと今のライには不可能に近かった。
アグネヤストラはライの攻撃の中ではかなり火力が高い攻撃だ、それを防がれたと成ってはライにはほぼ攻撃手段が残っていない。
(新しい……何かが必要だね)
ライはウォンタルの王を睨み付けながらそう思った。




