ウォンタル・・かな?
「さあ行こうか」
「はい」「分かりました」「うん。分かったッ!!」
現在早朝。
時間ははっきり分からないけど朝は早くだ。
本当は朝早く出るつもりは無かったんだけど妙な胸騒ぎがしたから早めにウォンタルへ行く事にした。
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「着きましたッ!! 此処がウォンタルですッ!!」
あれから三時間位歩き続けてウォンタルに着いた。
此処にたどり着くまでは道中妙にモンスターが多かったのが気になったくらいだった。
「此処がウォンタル……入り口に誰も立ってないんだね」
普通国の入り口には兵士が一人か二人くらい居てもおかしくない。
というよりいない方がおかしい。
国を守る為には最低一人くらいは配置しておくのが基本だ。
「……確かにそうですね。この国にも二人いた筈ですが」
やっぱりそうなのか。
じゃあ何で兵士はいなく成ったんだ?
「ご主人様。ウォンタルの中心部より強力なモンスターの気配がします」
「!?ッ」
元ソードキマイラだったソディアがモンスターの反応を感じ取った。
もしかして……いやいくらなんでもそれは
「早く中心部に行こうッ!!」
どちらにせよ早くそのモンスターを倒した方が良い。
多分それが僕の胸騒ぎの原因だ。
「はい」「……急いだ方が良さそうですね」「うんッ!! お兄ちゃん早く行こうッ!!」
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「これは……!?」
中心部に行くと巨大な一匹の魔物が居た。
大きさは一五メートルくらいだろう。
しかし見た目は見るだけで吐きそうなとても気持ちの悪い物だった。
先ず眼は人間の物が下半身の至るところにあり、それら全てが僕達を睨んでいる。
身体はドラコンの様な形をしているが上半身には至るところから触手の飛び出した、人間だった。
更に腕は大きな物が二つにその腕から人間の物がおびただしい数出ている。
足も同様だ。
本来尻尾の有るべきであろう場所からは触手がおびただしい数飛び出ている。
人は誰も居なかった多分避難したのであろう。
「ウォンタル……の王!?」
モンスター上半身を見たマリナはいきなりそう叫んだ。
……どうやらあの人間がウォンタルの王みたいだ。
「オレサマウォンタルノオウ。コノクニオレノモノジャマ、ジャマスルナ……GAAAAAAA!!」
どうやら暴走したようだ。
僕は身体を一気に竜化させる。
この戦い必ず勝つッ!!




