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ウォンタルの王・・かな?

 不味い……非常に不味い。


 ウォンタルの王は焦っていた。

 それもその筈。

 先程この国に仕えている騎士の一人からバルバトスが負けたという報告があったのだ。


 王はこの状況は想定してなかった。

 いや想定する筈が無かった。

 バルバトスは腐ってもかつてこの世界に災害をもたらした悪魔の一体なのだ。


 しかしそれならまだ良かった。

 竜人の捕獲を中止すれば良いからだ。


 だが信じがたい事に竜人はウォンタルまで向かっているという報告もあった。


 最悪自分だけ逃げれば良い事だがせっかく手にいれた権力を捨てるのは惜しい。


(こうなったら最終手段だ……犠牲が出るが国の為と言えば良い話だ)


 王が考えた最後の手段。

 それは国民や騎士達を生け贄にし強力な魔獣を造り出すという方法だ。


 普通はその様な方法は使わないだろう。

 だがウォンタルの王にとっては自分が王として君臨し続ける事が出来れば騎士や国民等ただの道具なのだ。


 実際ライ達が戦ってきたゴブリンやグレムリン達は何人か国民を生け贄にして造り出した者達だ。

 最も指揮を取っていたのは王ではなくバルバトスだが


 王にとっては国民等ゴミ同然だ。

 騎士はただの駒に過ぎない。


(フフ……国民全てを生け贄に捧げればさぞかし強力な魔獣が産まれるであろう)


 国民を全てを生け贄にしてしまえば王で居る事等出来ないのだが。

 どちらにせよこの時ウォンタルが滅びる事は確定した。




 後々王は世界最悪の犯罪者として語り継がれる事となり、

 ウォンタルは最悪の犯罪者が王であったが為に滅びた国と言われる様になる。


短いですね……すみません

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