救う者それは・・かな?
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「くっそおおお!! 」僕は......僕は彼女を救うっ!!
突如、僕に力が流れ始める、悪魔はこの力を危険と判断したのか攻撃してくるが攻撃は僕に当たる前に消え去る。
「 これは......竜に変化する時の.......いや違うこれは....」力はどんどん溢れていき僕の体が光始める。
「救える......僕には分かる、あの悪魔と成っても消えていないあの首輪を破壊すれば良いだけだそうすれば彼女は元に戻る......」僕には彼女は救えると感覚的に分かっている・・何故分かるかは分からないでも彼女を救う事が出来るのは分かるっ・・僕が手に入れたこの力で僕は彼女を救う!!
突如僕の体は変貌し始める、僕の姿は翼が四枚増え、全身が真っ白に成り、目は赤く成っていた。
メサイア・・これが僕の新しい力だっ!!
「ガ、ガアアアアア!! 」いきなり悪魔が僕を襲って来るが――
遅い、僕は瞬時に悪魔の後ろに回り、蹴りを入れる
「ガ、ガアァァア!? 」悪魔はあまりの速さと威力に恐怖を感じていた、それと共に自分の方が強かったというのにいきなり相手が自分より強く成っている、悪魔はそれを本能で感じていた。
「ガアアアァァ・・」悪魔は空を飛び、逃げようとするが――
「逃がすか!! 」僕は今の自分が出せる最高速度で悪魔に追いつき左側の翼をグレンダルで斬り裂く。
「ガァアアアァァ!? 」悪魔は翼左側の翼を失い、当然、地面へと落ちる。
今だ――僕は一気に落ちていった悪魔に追いつき、悪魔の首輪をグレンダルで破壊した。
「ガアァァァ.......」悪魔から黒い霧の様な物が一気に噴き出す、やがて悪魔の姿は無くなり、少女の姿に戻っていた。
少女は気絶している、恐らくあの姿が原因で体に限界がきていたのだろう――
僕は気絶している彼女をソディア達の所に運び、一緒に寝かせた。
その時の彼女はとても幸せそうな顔をしていた。




