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遂に動きだしたとある国・・かな?

今回はライ達が出てきません


またこの話は学園編が有っても無くてもどちらにしろする予定だったストーリーです

 ――――ライ達が学園寮に向かって行た頃、とある国の人間達が動いていた。


「陛下!! 竜人が二人の人族を率いてこちらに向かっている様です!!」

 とある騎士の声が響く


「なっ竜人だと!?」

 騎士の報告にこの国の王も驚いていた

 それもその筈、竜人は二百年前に竜人はこの世界で滅びているのだ、滅びた筈の竜人がまだ生存していてしかもこちらに向かっているこれはチャンスだ


「まさかこの国の結界によもや竜人の反応が出ようとは」王は恐怖と同時に歓喜していた。


 この国はとある事件で魔物が寄ってきていた、その為、この国の一定の距離内に生物が入ると今、いる所その生物の種族を見れる結界を張っていた。


 そこで竜人の反応に気づけた、これはとても重要な事だ、

 竜人は弱くとも必ず天災級の魔物と渡り合う実力を持っていて、この世界では最強の種族だったのである


 なら何故竜人はこの世界で絶滅したか?理由は簡単だ彼らは戦いに飢えた種族だった、その為種族内での殺しあいが始まり、絶滅した――筈だった。


 だがその種族が今こちらに向かっているなら王がとる行動は一つ。


「 竜人を捕獲しろ」

 王の指示に騎士は一瞬あっけにとられるだが――


「分かりました」

 騎士はそう言い部屋から出て行った。


「後は」そう言い王はパチンッと指を鳴らす


 鳴らした瞬間何者かが現れた。


「王よ私に何か様か」姿を現さずに何者かは王に言葉を投げかける。


「お前に仕事をやる」

 王のその言葉には威厳を感じられる。


「ふふ、私に仕事? と言うことはかなりの大仕事だね?」姿は見えないが何者か分からない者はどうやら笑っている様だ。


 王はつくづく分からない奴だと思いながら――


「竜人がこの国に向かっている、その竜人の情報をかき集めろ」と言い放つ。


「なッ竜人!?」

 どうやら姿こそ見せないが驚いている様だ、だかそれは笑いに変わり――


「ふふ、竜人の情報を集める、今までの中で最高の仕事じゃないか!! で、報酬は何をくれるんだい?」


 狂った様な笑い声が響く


「……我々が竜人の捕獲に成功したら鱗を少しやろう」


「いいねぇ竜人の鱗!! 調べて来ようじゃないか!!」


 その言葉と同時にそれは姿を消した。


「行ったか、相変わらず早い奴だ」


 そう言い、笑みを浮かべる王。


「ふん!! 竜人が捕獲出来れば魔物を討伐させるどころか忌々しい魔王も殺せる。そして我が国は世界最強の国として栄える事が出来るのだ……その為には勇者にも手伝って貰わないとなッ!!」


 この時の王の笑みは何よりも邪悪だった。




 この時のライ達は知らなかった。

 今向かっている町がこの国の一部だと言う事を。

 そして自分が狙われているという事実を――

話が動き出しました

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