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学園へ・・かな?

更新です

「 ご主人様~起きて下さい~」


  現在午前九時、出発は一時だがいつもよりライの起きる時間が遅い為、ソディアがお越しに来ている。


  「う~ん……ソディア? お越しに来てくれたの? もしかして!! 時間が結構ぎりきり!?」


  思わず僕は飛び起きた。


「大丈夫です、まだ九時ですよ」


「良かった、まだ九時か……」


  そう言い、僕は深呼吸する


「そういえば九時ならまだ大丈夫だよね? なら起こさないでくれなくても良かったのに……」


  別に寝てても一時には起きてる筈だしね。


 

  「でも早く起きて置くのに損は無いですから」


「まあそうだけどね、ソディアありがとう」

 そう言い僕はソディアの頭を撫でる。


「あっありがとうなっ何てそそそそんなべっ別にいっ良いでしゅよ!!」

 

  そう言い顔を真っ赤にしているソディア



「顔赤いよ? 大丈夫? ソディア」


  僕はソディアの顔が真っ赤なのが心配だ――

 もし体調が悪いなら父様に言って明日にしてもらおう。


「あっ大丈夫です、私は元気ですよ」

 ソディアは元の冷静さを取り戻し、顔色ももう元に戻っていた。


「元気で何よりだよ」ライはほっとしていてその顔には笑みが溢れていた。


 



 

 ――――――時は流れ、現在十二時五十分


  僕達は今、魔力車と呼ばれる乗り物にに荷物を積んでいる。魔力車は見た目は古風だけど性能はガソリンを魔力に置き換えた自動車の様な感じだ、今回はこれで移動する事になっていて学園に通うのは明日から。らしい。


「気をつけてな、お前達は学園寮に三人共同じ部屋で寝る事になる、寮の場所に関してはこの魔力車は寮の前で止まる事になってるからな、大丈夫だ、後はこれだな」


  父様は、そこで話を区切り僕に袋を渡してきた。


「父様、これは?」


「それは向こうで物を買う為の金だ」


  袋の中身を確認してみると確かに金貨や銀貨が大量に入っていた。


「 ご主人様~荷物、積み終わりましたよ~」


「どうやら時間の様だな」

  父様はどこか寂しげな雰囲気でそう言った。


「……はい。では行ってきます」


 そう父様に一言言い、一礼する


「ああ」


 ――この父様の返事にはもう、先程までの寂しげな雰囲気は無く、いつもの雰囲気だった。

 

 

 ――僕達は魔力車に乗り込み、学園へ向かって出発した。

次回から長くするか見当中です

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