街へ行く事になった・・かな?
更新です。
「 街へ……ですか?」
「そうだ」
「何故ですか?」正直街への興味はあるがそれだけの為に故郷のこの村を出たくは無い。
「――アルナを街の学園に通わせる、だからお前は護衛として一緒に通って貰う」
――――僕の中で プチンと何かが切れる音がした。
「何でアルナを学園に通わせるんですか!! 家にはナディさんや、ソフィイさんが居るし、何なら僕やソディアだって居るんですよ!!」
アルナは義理だけど僕の大切な妹だ、なるべく安全な所に居てほしい、過保護かもしれないだけど彼女は僕達と違って弱いだからこそ、あまり少しでも危険の有りそうな所に行かせたくない。
「 家では意味が無い、お前達は天才だったから優秀な人を呼んだんだ、だがアイツはお前達程、才能が有るわけでもない、だから学園に通わせる、これが普通だ」
顔色変えず、淡々という父様に僕の怒りは益々強くなる。
「 だったら尚更です!! 彼女は美人です!! 大した力の無い彼女が力の強い人にナンパとかされたらどうするんですか!!」
僕の主張に父様は少し怒りの混じった表情で
「お前達に護衛させると言ったろう!」
「!!ッ」
父様のその一言に僕は言い返す事ができなくなった。
Γでは俺からの話は終わりだ、街に行くのは明日からだ、部屋に戻り明日の準備を「――待ってください!! 」
父様が話を終えようとした時、今まで黙って聞いていたソディアが突然父様を止めた。
「…………何だ?亅




