実況と 辞書で引いても 答えなし
〈実況と 辞書で引いても 答えなし〉
九月一日。
その日、俺は地獄へと突き落とされた。
すなわち、
夏休みが終わった!
……阿呆らしいと思うなかれ。高校生にとって通学の再開は、まさに投獄に等しい悪夢だ。
加えて俺にはちょっとした事情がある。
ゲーム実況プレイ動画というのをご存じだろうか。
言葉の通り、ゲームを実況しながらプレイする動画のことだ。
馴染みのない人にはわからないかもしれないが、これが大層な需要があるのだ。
俺もまたこの春から“くっちゃん”という名義で某動画サイトに実況動画を投稿している。まあ、俺の動画は視聴者も少なく、正直に言って過疎状態だが。
ところが先日、八月末に合わせて完結した実況シリーズで、こんなコメントを頂いたのだ。
『次回作も期待しています』
もうね! これは嫌でも気合入るよね!
本音を言えば、俺は現在の自分の立ち位置に満足していない。人気の実況者の中に名を連ねたい。固定のファン(推測)がつくことは、まさにその第一歩だろう。
ゆえに俺はとっとと新作を作らなくてはならない。動画の構想から録画や編集まで、作業は山積みだ。
すると学校などに足しげく通っている余裕などはない。実況を待つ人がいる、それはつまり俺には大義があるということなのだから。
幸い、新学期初日は半ドンだ。午前中だけ耐え忍べば帰宅できる。
校長の話が長い始業式を終え、担任の先生が口うるさいホームルームを聞き流し、遂に運命のときは訪れた。
放課である。
「おす、久しぶりだなぁ。これからカラオケ行くんだけどさ――」
空気の読めない友人を無視して教室を飛び出す。ゲームと友人のどっちが大切だって? いや、そりゃゲームだろ。
俺は昇降口へと一直線に駆けた。時間が惜しいから脳内を新実況の構想で埋めようとするも、騒々しい周囲の世間話がそれを阻む。特に長期休み明けの再会を喜ぶ女子どもの黄色い声が耳朶に蔓延って集中力を削ぐ。
まったく腹立たしい!
「――――」
……いや、待て。
そんな喧噪の無法地帯の中、一際凛と響くその声に、自然と俺の足が止まった。
透明な、けれど一本筋の通った、耳に心地いいアルトボイスが使命を負った俺を誘惑する。
いつの間にか俺は、その声の出所へ駆け寄っていた。
同学年の教室、その一席に腰かける女子生徒の元へ――
「マブさん⁉」
思わず彼女に向かって叫んでいた。
もはや確信に近い期待が鼓動を煽り、集中する好奇の視線も気にならない。対峙するは、活発そうな印象の少女。
間違いない。彼女は――
「マブさんですよね! お会いできて光栄です!」
ギャラリーと同様に唖然としている彼女の手を握った。極度の興奮で鼻息が荒くなる。
そんな、ともすれば変態的とすら言える俺と相対した彼女は、困惑気味に目を逸らした。
「ななななんのことでしょう、さささっぱりわからないです!」
俺が仰天した理由は、少女の過剰な混乱ぶりでも、自分のアテが外れたことではない。
彼女があまりに大根役者だったからだ。
この教室にいる有象無象も、みな俺の奇行に少なからず狼狽しているが、それを差し引いても明らかに不審な挙動。呂律の回っていない台詞。それは俺の確信を裏づけるには充分すぎる要素だった。
まあ、ひとまずは事態の収束を優先させなくては。
状況から察するに、彼女がこの環境で自らの正体を隠しているのは自明の理だ。
気は進まないが、最終手段でごまかそう!
そう奮起した俺は彼女の手を引き、強引に立たせた。
そして言い放つ。すこぶる情熱的に。
「ふたりっきりで話をさせてください!」
途端、色めき立つ空気の読めない聴衆。
「え? え? えぇ⁉」
頬をすっかり林檎色に染めた彼女を連れ、俺は駆け足でその場を離脱した。扉を抜けると、固唾を呑んで見守っていた生徒たちが、堰を切ったように騒然とする。俺たちの背中を指差している気配すら感じられる。
明日から、ますます学校に来たくなくなるぜ……
俺たちは校舎を抜け、正門の陰に隠れた。久方ぶりに会う友人との会話に花を咲かせているのか、帰宅する生徒は少数、ふたりでいて目立つことはなかった。
一息ついた俺は、隣の湯気が出そうな彼女の顔に視線を向ける。
セミロングの髪にメガネの美少女だ。もし大方の誤解通りの目的で連れ出したのならば、玉砕は確実だったろう。
でも、違うからな? 下心とかはないからな?
本当だからな!
「あ、あの……」
無理やりな手段でご同行頂いただけに気恥ずかしいが、意を決して声をかけた。せめて彼女の勘違いだけは解消しなくては。
「へ?」
「えと、さっき言ったのは方便ってか、言葉の綾ってか――とにかく、あなたが思ってるようなことじゃないんです、マブさん!」
再度、彼女の名を呼ぶ。
先ほどの疾走で頭が冷えたのか、彼女はだいぶ落ち着いた表情で俺を正面から捉えていた。
「うん、なんとなくわかった。マブって名前を知ってるってことは、動画を見てくれてるんだね? ありがとう」
ぺこり、と軽く頭を下げる。
満面かつ満点の笑顔。初対面に向けられたとはとても思えない、感謝に満ちたその面持ちに、不覚にも俺の胸はときめいた。
ともあれ説明しよう!
マブとは、数多くのゲーム実況プレイ動画を投稿している、大人気の女性実況プレイヤーだ。丁寧かつ慎重なプレイスタイル、裏腹に活発そうな喋り方とざっくばらんなトークが持ち味だ。
ひとつの動画の再生数は二十万回ほど、俺の動画の千倍近い数値。まさに驚異だ。俺もいつも楽しく視聴させて頂いている。
ちなみに投稿歴は二年、同級生だとすれば、高校一年生から実況を始めたということになる。時期だけで言えば、俺の一年先輩だ。
そのマブさんの声とさっき廊下で耳に入った声が合致した、というわけだ。
彼女が本当にマブさんだという確証はない。しかし俺にはその確信があった。
なにせ俺は自身の実況を上達させるため、多くの人気実況者の動画を拝見しているのだ。だとすればゲーム実況界の女王であるマブさんの動画だって当然見る。それも幾度も。
てか、ぶっちゃけファンである。サインほしい。
そして今、本人から正体について肯定を受けた。
「いや、こちらこそ! 毎回たくさん学ばせてもらってます!」
「……え? 学ぶ?」
「実は――」
俺は自分も実況動画を投稿していることを告げた。子どもみたいかもしれないが、単なるファンと思われるのが癪だったからだ。同じ土俵に立っているのだと、知ってほしかった。
「ホント⁉ おぉ、同業者に直接会ったのは初めてだ!」
それを聞いたマブさんは、瞳の奥をキラキラと輝かせて飛び跳ねた。彼女の方から手を繋いでくる。基本的に人見知りしないタイプらしい。
うおぉ女の子の手って柔らけー!
対する俺は、常日頃から異性に縁がなかったため、著しく狼狽していた。かわいい。恥ずかしい。
「ゲーム実況、面白いよね! お互いに頑張っていこう!」
「は、はい……」
完全に立場が逆転している。
俺の内心を知ってか知らずか、無邪気に笑いながら繋いだ手を左右に振り回すマブさん。運動不足の肩が痛かったが、空気の読める俺はなにも文句を言わなかった。
その後の展開は、あまり覚えていない。
憧れの実況者に出会った(偶然)仰天と、女の子と接触した(断じて偶然)興奮のダブルパンチだ。そりゃ記憶も不確かになるさ。
とにかく顛末だけ簡潔に書き記そう。
俺たちはメールアドレスを交換して、そして実況動画のURLを彼女に送信した。脳の記憶中枢が不安でも、それは携帯に証拠が残っているのだから事実だ。
帰宅した俺はまず、血縁を除き初めての女性のメールアドレス取得に歓喜。そして「俺の過疎実況をマブさんに見られる? 死ぬほど恥ずかしい!」と悶絶。疲れたので睡眠。
結果として、新作の構想を練る時間なんて微塵もなかったわけだが。
夢に落ちる寸前、俺は名案を思いついた。
そうだ、マブさんに相談しよう!
★
そして翌日の放課後、俺はマブさんを電話で呼び出した。
場所は校舎裏、人目を避けるにも残暑を凌ぐにもうってつけだ。
早めに到着した俺は彼女を待ちながら、日陰から空を仰ぐ。なんたる快晴。インドア派の俺からすれば暑くて迷惑な限りだ。
そんなことを考えて退屈を紛らわしていると、
「おーい」
幸福を運ぶ透明な声が聞こえてきた。
その発信源である小さな影に手を振ると、次第にその姿が大きくなってくる。
「遅れてごめんね! 先生に呼ばれちゃってて」
「いえ、それほど待ってないですから」
開口一番に両手を合わせたマブさんに微笑を返すと、俺の双眸の向こうに笑顔の花が咲いた。
「ありがと、優しいんだね」
心臓が貫かれる。
憧れの女性(決してアレな意味でなく)に優しい言葉をかけられた感動に膝を屈しそうになるのをなんとか堪えていると、マブさんはまた屈託なく俺の手を握ってきた。はうあっ!
「そうだ、くっちゃんの実況、面白かったよ!」
「いや、そんな、面白いなんて……」
盛大に照れる俺。うわ、なんだこの感覚。視聴者の方から面と向かって感想を言われると、こそばゆいってか――ん?
「もう見てくれたんですか? 昨日の今日だってのに」
「うん、もちろん! 実況はするのも見るのも大好きだからね」
やはりこの人は実況者の鑑だ。そう感心すると同時に、俺のような底辺実況でも楽しんでくれたという事実に涙が出そうになった。
歓喜に打ち震えている俺などそっちのけで、マブさんは白い歯をこぼして動画の感想を語ってくれて――
そして、
「次回作も期待してるね」
ようやく本題に移るチャンスが訪れた。てか、とっくに今日の目的とか忘れて……いや、なんでもない。
「そう! その次回作のことで相談があるんですけど……」
「へ? 相談?」
小首を傾げてオウム返しに呟くマブさんに、神妙な面持ちで頷く。
おこがましいと頭の隅で思いつつ、決心して俺は切り出した。
「新作でやるゲーム、なにが流行りそうですかね? それと動画の再生数が伸びる極意とか教えてくれると嬉しいなー、なんて」
期待に胸を膨らませて尋ねる。そこには向上心と、そしてちょっぴりの好奇心があった。
知りたかった。
彼女はどんなザイルを用いて頂点まで登り詰めたのか。
そしてあわよくば俺も、同じ高みへと――
しかし彼女は、瞬時に表情を曇らせた。
まっすぐに向けられた冷たい、冷たい視線が俺の背筋を凍らせる。
「……そういうのは、わかんないや」
どこか投げやりな口調で呟くと踵を返し、そのまま立ち去ってしまうマブさん。
引き止めようと手を伸ばすが、彼女の背中から放たれる異様な迫力に、足が竦んで動くことができなかった。
――な、なんだってんだ、いったい?
それから数日、幾度となくマブさんへの接触を試みたが、無視されたり雲隠れされたり、ストーカーと勘違いした級友に妨害されたり……ともかくことごとく失敗した。
友人には優しく肩を叩かれ「……そうか、諦めろ」と嘆息された。いや、違うからな?
太陽と月が無為に交替するだけの日々。
それは突発的に興隆してきたマグマが冷めるには充分すぎる時間で。
マブさんとの出会いに昂っていた熱い気持ちは、いつの間にかすっかり鎮火していた。
逆に台頭してきたのは、彼女のあまりに不自然な態度への疑問。
まるでついさっきのことのように容易に想起できる、最後のひと言を告げた彼女の、印象的な瞳。
そこに宿した暗澹とした感情はいったいなんだったのか。憤り? いや、違う、あれは――
――諦め。
俺を見限る、幻滅の眼差しだった。
……ならば、
あれほど称賛しておきながら、俺に人気実況者となる資格はないっていうのか?
ふざけるな!
胸中で吼えた瞬間、復讐心に似たどす黒い激情が俺を支配する。
見返してやる、そんな敵意が心を滾った。
ともかく助言が得られないのならば新作は独力で仕上げるしかあるまい。そしてこれを境に人気の実況者に名を連ねるのだ。
研究の成果、見せてやろうじゃないか。
まずはプレイするゲーム選びだ。現在、目立って実況が行われていないシリーズで、なおかつそれなりの知名度があるもの。視聴者が二分されてしまうため、できる限り他実況と被ることは避けたい。
幸いゲームの選別はすぐに終わったので古本屋で購入。
ここからが本番、つまり実況の録画だ。
数多の実況を見てきた俺は、再生数が伸びる動画の共通点、人に好かれるコツを自分なりに掴んでいた。
喋りは常に滑舌を意識して、聞き取りやすいように。元気に見せるためにテンションを上げ、声を張り上げる。そして時折は小粋なギャグを挟むことも重要だ。
そして、完成。
完璧だ。即興で敢行した実況の割には上出来、いや、それどころか今までの俺の実況の中では最高傑作なんじゃないか?
意識が変わると人はこんなにも力を発揮するのか、と我ながら感嘆する。
すぐにでも動画を投稿したい衝動に駆られ、編集作業まで今の内に済ませるために意気揚々と俺はさっき録った動画を再生する――
★
今日も懲りずにマブさんのいる教室へ向かう。
しかし、これまでとは確実に異なるものがあった。
それは不退転の決意。
俺は今日こそ、いかなる手段を用いてもマブさんと言葉を交わすつもりだった。きちんと話をしなくてはならないから。
帰りのホームルームから解放され、一目散に走る俺の眼前に立ち塞がる者は、もういなかった。尋常ならざる気迫を感じ取っているからか、それとも単純に度を過ぎた行動に本気で引いているのか。知ったことか。
扉がやけに重く感じられたが、力任せに開く。
教室に入って大股でズカズカと歩む俺を邪魔立てする者もやはりいなかった。誰も彼も遠巻きに眺めるだけ。
そして彼女の――マブさんの前に立つ。
もう無視されようが関係ない、反応がなければ耳元で叫び続けてやるまでだ。
と、高を括っていたんだが、
「え……?」
マブさんは俺の姿を一瞥すると、無言無表情のまま立ち上がった。身長は俺より五センチは低いはずなのに、上から押し潰すような威圧感を携えた眼差しが一瞬だけ俺を捉え、そして方向転換する。
「ついてきて」
淡々とした声音で教室を出る彼女に唖然とするが――立ち竦んでいる暇なんてない――俺はその背中を追った。
行き先は校舎裏だった。しかし以前からは時間が過ぎ、光の遮られた校舎の間隙は少し肌寒かった。
先導されて来たためマブさんの表情は窺えない。
ならば行動あるのみだと早速声を投げようとするも、突然くるりと振り向く彼女に阻まれる。
一瞬だけ視線が交錯し、そこで俺は内心で仰天した。
マブさんが、慈愛に満ちた微笑みを浮かべていたのだ。
「やっと気づいたんだね」
久しぶりに見る、彼女の屈託ない笑顔。ほんの数日間の空白だったはずが、まるで積年を経た再会に思えたのは、なぜだろう。
とにかく、マブさんと話すという目標は存外あっさり達成された。
そして彼女の言葉の意味も今の俺には理解できて、少しはにかみながら頷いた。
「どうしてわかったの?」
重なる問いかけ。
見透かすような彼女の視線、きっと大体の予想はついているのだろう。
それでも彼女はきっと、俺の口からその解答を聞きたいのだ、素直に教えることにした。
「マブさんに見離されてから、ひとりで実況を録ったんです」
苦笑混じりに昨日の行動を包み隠さず語る。そこに、俺が見失い、また掴むことができた“答え”が潜んでいたから。
「そしたらさ、めちゃくちゃつまんなかったんですよ。でも、考えてみたら当然でしたね。だって――」
一度、息を呑む。なにかを期待するようなマブさんの上目遣いの視線。それに応えなきゃ、男じゃないさ!
「俺は実況を楽しめてなかったんだ」
俺がゲーム実況をする根源の理由、そんなのは単純明快、楽しいからに決まってる。
だけどほんの小さなきっかけで、再生数にばかり執心するようになり、楽しむよりもむしろ、半ば義務的に実況をしていたんだ。
プレイヤーが楽しんでいない実況動画を、視聴者が楽しめるはずはないというのに。
何気ない日常会話の一コマから、彼女は俺のそんな外道な考え方を察知し、あえて千尋の谷へと突き落としたのだ。
「そういうことですよね」
「うん。でも偉そうなこと言っておいて、それはあくまであたしの意見だから、絶対に正しいとは言い切れないんだけどね」
いや、きっと正解だよ。
心の中だけで呟き、ふっと笑う。
そうさ、マブさんがゲーム実況のことで間違えるはずなんてない。
だって、あんなに素晴らしい実況をするんだぜ?
俺たちは笑い合った。笑うしかなかった。楽しくて、昂って、もうとにかく最高の気分だったんだ。
本当は「ありがとう」って言うべき場面だったんだろうけど、テンションが上がりすぎて、すっかり失念していた。
それからふたりで、いろんな話をした。大方は実況のことだ。
どんな実況者が好きか、とか。家族が隣の部屋にいると実況するのが少し恥ずかしいよね、とか。
極めつけに、ゲーム実況を始めたきっかけ。
俺の場合、視聴者側だった頃からの憧れを、衝動的に叶えただけのしょうもない理由なんだけど、マブさんは違った。
マブさんの家庭はいわゆる有産階級って奴で、子どもにも望むものはなんでも買ってあげていたらしい。
ただし、ゲームを除いて。
昨今ではだいぶ少数派だが、一時期前に流行した“ゲーム脳”とやらの理屈を鵜呑みにしているのだろうか、とにかくゲームだけは厳禁だったのだ。
まあ最初から存在を知らなければ疑問にも思わないわけで、マブさんはゲームに縁がないまま幼少期を過ごした。
そんなある日、彼女の兄が両親の目を盗んで、とあるゲームを友達から借りてきた。
マブさんの名前の由来にもなっている国民的人気を誇るゲーム、“マルオ・ブラジャーズ”だ。
生まれて初めてのゲームにマブさんは熱中した。その面白さ、アレな薬剤などを遙かに凌ぐ中毒性に。
そして自身が味わった興奮を、どうにか他の人々にも伝えたいと願ったとき、ゲーム実況の世界に出会ったそうだ。
楽しいことは、誰かと共有したいから。
そんな純粋な想いから、彼女の実況は誕生したのだ。
やはりマブさんは遠い、と思った。
もちろん再生数が、じゃない。
俺が迷走した回廊を、彼女は最初から一直線に抜けていたのだ。
決して誰もが保持しているものではない、ゲームへの真摯な姿勢。
俺とマブさんの差。
それを教えてもらった今、改めて、遠いけれど大きい彼女の背中を追いかけていくことを自身の実況魂に誓った。
★
更に数日後。
新しいゲーム実況プレイ動画が、今日もまたインターネットの海へと放たれた。
【マルブラ】全力で楽しくマルオ・ブラジャーズを実況プレイ!【実況】
読んで頂きありがとうございます!
ゲーム実況プレイ――ジャンルは違えど、私も同じ表現者として学ばせて頂くものが多い世界です。
みなさまも、もし興味が湧いたら、是非ご覧になってみてください!