第一話:エンロ・レイカム:断罪者番号10345ー碧所属の魔法使い:check pointD-2:20080815-14:00
時系列的に、前の話から逆行してます。
いつの話かというと、Check-pointDを、エマ・ボルドーが上書きした瞬間です。
第一話:エンロ・レイカム:断罪者番号10345ー碧所属の魔法使い:check pointD-2:20080815-14:00
銀の鍵ver B,C,Eによる干渉:タイムトラベル
プロローグ
精神物質が切り離され、ろくに魔術すら使えない姉妹世界に赴任がきまったときは、ほんとに最悪だと思った。
しかも与えられた任務が、共同研究社の護衛。ほんとに、あほらしい。なんでこの私様が、自身の身すらまともに守れない連中のおもりをしなければならないのか。
正直、鬱々とした日々を過ごしていた。
それが、なかなかどうして、面白いことになっている。
(これは・・・・・・・未来のレコード?)
のんびりと雑務をこなしていた私の脳裏には、複数のレコードが入り乱れていた。
いずれも、不完全なものばかり。情報格子が固有世界のもののみで、内包世界への干渉には使えはしない。ようは、時を超えた、単なる「個人の記憶」でしかない。
しかし、十分に面白い現象ではある。
(レコードの振れ幅から察するに、此処をベースとする「未来」から送られたものであるということは、まちがいない。
……となると、この現象はいったい?)
この世界には、未来方向へとアカシックレコードを読み取る存在が確かに存在する。
しかし、残念ながら、私は単なる「魔法使い」だ。連中のように、固有世界を現世界に浸食させるようなことはしない。
(二日後に、異能者が集う閉鎖空間に閉じ込められるとはね……これは、偶然か?
たしか、連中の魔法試験も、二日後だったはず)
私は笑みを濃くし、無機質なホワイトボードを睨みつける。
いい加減、モルモット達とお友達ごっこするのには飽き飽きしていた所だ。
そこにもってきて、この記憶が正しければ、私はーーー
(とにもかくにも、「銀の鍵」を手に入れるチャンスが巡ってきたってことね。
ふふふ、私も中々ついてるじゃない。さ〜て、やれるだけやってみましょうか。
ハイリスクハイリターンだけれど、法具を手に入れるためだもの。やるだけの価値はあるわね)
次回は、第一話:エンロ・レイカム:断罪者番号10345ー碧所属の魔法使い:check pointD-2:2008085-14:15-15:20
です。
エマの天敵ビッチが、こそこそと動き出します。




