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序章
この小説はミステリー小説です。
呪いのゲームなどの残酷な表現が含まれています。
苦手な人は読まない方をお勧めいたします。
全てが神妙に動き始めていた。
静かに、静かに、
その“時“がくるのを待っていたかのように。
A高の3年3組はその対象だった。
何故、この高校なのか
何故、この教室なのか
……全てはこのゲームに記されている。
ただこのゲームは
誰もクリアした事がない、呪いのゲーム。
3年3組の生徒みんなが
このゲームをやり始めた。
「クリアしたら100万円
ゲームオーバーは脱落
よって、脱落者は死亡します」
携帯画面に書かれたその文字は、3年3組の生徒全員が登録した瞬間に現れた…