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死に魅了されている

作者: 氷桜 零
掲載日:2026/02/05


死とはなんだろうか。


終わりなのか、始まりなのか。

はたまた、それ以外の何かなのか。


死について、こうだと言える人はいない。

だって、人の価値観はそれぞれだ。

死だって、そう。

死について、正解など存在しない。

ただ一つ、誰にでも共通するのが、いずれ死が訪れると言うこと。

死なない生き物などいないからだ。

生は平等ではないが、死は平等だ。


私はいつも考える。

死んだらどうなるのか。


どうにもならない。

ただ消えるだけ。


それが私の考えだ。


ならば何故、死に魅了されるのか。


死は、遠いようで近い存在だ。

いつ訪れるかわからないほど遠くて、いつ訪れるかわからないほど近い。


何故、死を恐れるのか。

それは、死を知らないからだ。


何故、死を恐れないのか。

自分なりに、死を解釈しているからだ。


何故、死を求めるのか。

終わらせたいからだ。

何もかも終わらせて、消えてしまいたいからだ。

そして何より、救いたくて救われたいからだ。


生では、救えない。

救われない。

だから、死を求める。

生が救いと考える人は、幸せだ。

だから、死で幸せを感じさせてほしい。

死にたい人だって、死に幸せを感じているのだがら。


どうして、死んではいけないのだろう。

それが普通だから?

多様性を重んじるなら、死も多様性であるべきだろう。

普通じゃなかったら、ダメなのか?

考えを否定することこそ、ダメなのではないか?


私にとって、死は普通のこと。

死は救いで、幸せなのだ。


皆んなにとっての生が、私にとっての死だっただけのこと。



どうして死にたい人が死ねずに、生きたい人が生きられないのか。

それが不平等な生だから。


どうして私の元には、死が来ないのだろう。

それはきっと、私が死にたいからだ。

欲しければ欲しいほど、その願いは叶わない。


死とは何か。

私は死ぬまでそれを、考え続けるのだろう。


だからこそ私は、死に魅了されている。






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