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絶対のんびり至上主義  作者: sakura
逃亡編
50/86

50話.それぞれの家族

朝から私はしょうもないことを考えていた。

お嬢様言葉、令嬢

これはどこか欧州の貴族を思い浮かべる。

なのであえて純和風の弓道場を作ってハマったりすると爆笑してしまいそうだ。

そんなことを考えながらどんどん目が冴えていく。

散歩と朝食を終えると私は早速弓道場を生成し弓道着、つまり袴と上着に胸当てなどを生成してみた。

くっくっく。これではずれましたわ~とか言わせて笑い転げたい。

変なツボに入った私は一人笑いながらついでとばかりに和装を生成していった。

着物、浴衣、振り袖等

もちろん白足袋も忘れないし草履も用意している。

聖なんとか学園みたいなところに通ってそうなカトリック系か?みたいな口調で和装とか。

想像するだけで笑うしかないだろこんなん。

例えるならそう、体がでかすぎて原付きのタイヤが沈み込んでるのに車にしろよって思わず笑っちゃうアレだ。


朝からアホな想像をしながら弓道のお作法や神棚への礼法、更には着付けの本まで常備して一刻も早くこの空間を出なければ笑い死ぬと思い横隔膜がひきつる感覚のまま弓道場を逃げ出した。

危なかった。これ以上ここに居たら死ぬ危険がある。

そんな事を考えながら一旦家に帰ろうと歩き出すとその西園寺さんが


「ごきげんよう」


と挨拶してきたから限界を超えて爆笑してしまった。

殺す気か!


しっかり時間を使って落ち着かせて


「お・おはようございます。・・・ぷっくくく」


と大変失礼な挨拶をしてしまった。

これで尺八とか吹き出したらもうだめだ。死ぬ。マジで死ぬ。


勢いのままに尺八を生成してプレゼントしておいた。


家に帰って時間をかけて落ち着いてからそういえばスマホを渡してないことを思い出してsimカードを設定した。

これは本人にあって笑わない自信がない私よりも小垣さんから渡してもらおう。

そう思い小垣邸に向かいインターホンを鳴らした。


「あ、中島さん。どうしました?」


なぜか朝陽と裕太の顔がプリントされたTシャツにジーンズで出てきた小垣さんにギャップで笑いそうになるが必死に堪え、

ひきつる頬を抑えながら西園寺さんのスマホを渡した。


「えっと、これは?」


「西園寺さんに渡しておいてください。

あと、社長の連絡先とメールアドレスはこれに書いておきましたので、他の人の連絡先とか登録したければ社長に聞いておいてください。」


そう言い私は紙を渡しておいた。


そのあと、西園寺さんにここの常識や運動を教えることをお願いしてお暇すると、自転車、バイク、車をもう一台ずつ生成した。

バイクは・・・配達とかで使われているジャイロで

車は古い型のセンチュリーにした。

もちろん日の丸装備だ。

こんな道で排気量モンスターを運転する意味は特にないが面白そうだからに尽きる。

ちょっと意地悪すぎるか?と思いミラトコットを生成してまた爆笑した。


今日の私は少しおかしい自覚はあるが、あそこまで強烈な個性を持った人を今まで見たことがなかったのでいじりたくて仕方ない病気にかかっていた。


正直に言おう。最近暇を持て余していてやることがない。

朝陽や裕太と遊べる何かを模索している。

朝陽と裕太に友だちを作ってあげたい。

そういう思いは以前からあったので西園寺さんにプレゼントした柴犬は一匹だけど、せっかくなので小垣さんと山北さんにもプレゼントしようと思う。

そういう思いで更に二匹柴犬を生成した。

一人でゲームをするなんて事も気兼ねなくできる。

朝陽と裕太が遊びに行ってたら、一人で暇つぶしが中々苦痛だからだ。

ゲームはオフラインゲームなら問題なくできることがわかった。

イメージって大事だね。

狂ったようにやり込んだ名作RPGとかなんでもできるわけだ。

オンライン小説が読めないのは残念だね。

小垣さんと山北さんにはメッセージで暇な時間に家に来てほしいと連絡を入れた。


二人はすぐに来た。

西園寺さんとともに。


わんこをプレゼントしたら泣いて喜んでくれた。

たまに朝陽や裕太とも遊ばせてあげてほしいと頼んで毎度おなじみのワン子育てグッズをプレゼントしておいた。

庭は3軒の庭を繋げてだいぶ広い庭でみんなで遊べるようにしておいた。

朝陽と裕太にも自由に参加できるように遊びに行っていいけど勝手に知らないところに行くのは駄目だと言い聞かせた。

ドッグランみたいな感じで遊ぶにはいい場所だ。


「これでわたくしが先輩ですわね」


それは違う。


「飼い主としては先輩になりますね」


山北さんは言うが


「いや、朝陽ちゃんと裕太くんと接する時間が長い分、飼い主スキルは私達の方が上っしょ」


スキルとかないと思うが小垣さんは返答していた。

どうもマウント取りたがる感じか?

それとも頼られたい人なのか?

西園寺さんはちょっと変な人だった。


早速朝陽と裕太を遊んでていいよとバレーボール大のボールを出すと早速追いかけ回し始めた。


「うちのモモちゃんを連れてきますわ~」


小さすぎると危なくないか?

そう思ったが、連れてこられたわんこはそこらじゅうの匂いを嗅いだ後朝陽にじゃれ付き始めた。

ボールを追いかけるのを止めてモモちゃんに近寄ると匂いを嗅いだ後舐め始めた。

それを見て小垣さんと山北さんも抱きかかえていたそれぞれのわんこを地面におろして話したが二匹ともわんこの輪に入っていき匂いを嗅ぐと体を丸めて寝始めた。

朝陽の周りに3匹のわんこが眠りにつく光景を見て


「ぼくは~?」


と裕太が寂しそうにしていた。

本能的にお母さんを求めているのかもしれない。

裕太はオスだからね。


わんこを眺められる場所を作ろうと庭の一角に東屋をつくりベンチとテーブルを設置した。

マダムたちの優雅なお茶会に最適だろう。

ミセスかな?

よくわからんがうまい例えが思い浮かばない私の語彙力の乏しさを感じた。

西園寺さんは早速ベンチに座るとはぁ~~~~可愛すぎる~

と悦に入っていた。

まだ、散歩には早いのでそのあたりを説明しながらふやかした餌を上げるように伝えて家に帰ろうとして朝陽と裕太を呼んだ。

裕太はすぐに来たが、朝陽はむりだよ~と情けない声を上げていた。


「おうちはいりましょうね~モモちゃん」


西園寺さんが重い腰を上げて抱きかかえて家に連れ帰った。

勝手口から入るわけだけど丁寧に大事そうに抱えていった。

小垣さんと山北さんは名前を決めてないのでじっくり考えるようだ。

それぞれの子犬を抱えて家に入った。

庭を囲う柵の一部が扉になっているのでそこからお暇して帰宅した。


「ごしゅじん、あの子達かわいいね」

「僕には来てくれないけど」


思い思いの感想を聞きながら家に入り犬用の出入り口を作っておいた。

自由に遊びに行けるようにだ。

この子達は賢いので知らない場所に勝手に行ったりはしないだろう。


毎日自分達のお風呂に入るワンコたちだが、今日は嫌がるシャンプーで体をきれいにしてから土間に戻して風呂掃除をした。

風呂とトイレ掃除は定期的にしなければすぐ汚れてしまう。

昔アパート住まいのときに温水洗浄便座を購入して付け替えたときは流石に黄ばみと塊に辟易した。

ついでに掃除機をかけるとテンションがおかしくなった私は家中を掃除して回った。

全部屋で音楽を流しながらガンガン掃除していった。

少し模様替えを行い気分を一新するとせっかく掃除したのにベッドシーツを洗濯してないことを思い出して残念な気分になりながら犬の散歩と夕食を終えると洗ったばかりの風呂に入って就寝した。


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