おうた子に教えられる
一部、ゲーム内容のネタバレがあります。ご注意ください。
タイトルにもありますが、「おうた子」つまり、赤ちゃんの時におんぶして寝かしつけていた子どもに、知らなかったことを教えてもらうという意味です。
今日は孫6のムッタが全然寝てくれなくて、よしよしとあやしながら家中を歩きまわっていたので、ものすごぉくリアルに響いてくる先人の教えです。
「おうた子に教えられるようになったか」
この言葉には、我が身が年老いて老人になってしまった寂しさと、立派に育った我が子を仰ぎ見る誇らしさが混ざっています。
さて今回、まったく未経験のRPGに挑戦することになって、一番お世話になっているのが、同居している三女の夫であるムコーです。
彼は、三人兄弟の次男で、親も率先してゲームに親しむおおらかな家庭で育ちました。
その家族の間でも「オタク」と言われている猛者、つまりありとあらゆるゲームに造詣が深い男です。
ゲームをとことんやっていたのに、よく理系の国立大学に受かったものですわ。
頭の構造が違うのでしょうね。
ムコーは、うちの孫1ハシルンの親友です。
小2のハシルンにとっては、大好きで、尊敬しているゲームの師匠でもあります。
ばあばもムコーのことを師匠と呼びたいと思っていますが、歳が歳なので自重して、今は賢者と呼ばせてもらってます。
【賢者の教え】
勇者の疑問その⒈ 「どうしてお城に行くの?」
A:「ばあば、村でデルカダールのお城に行くように言われたんじゃないですか?」
あれ? そうだったっけ?
北の町へ行けばいいのかと思ってた。
↑ 老人性痴ほ……おっと、ただ初めてのゲームで緊張して覚えてなかっただけだよね。^^
勇者の疑問その⒉ 「屋根の上からお金持ちの住む地区に行けなかったよ」
A: 「僕もその画面を見てないからわかりませんが、たぶんもっとよく見まわした方が良かったんじゃないかと思います」
そうか……もったいないことをしたな。
3D酔いがなかったら、もうちょっと落ち着いて周りを見回せるんだけどなぁ。
そしてもう一人、娘のネムルーの存在があります。
ネムルーは、うちの三人姉妹の中で一番のゲーム好きで、負けず嫌いです。
そういえば彼女も理系の国立大出ですね。
やはりゲーマーになるような人は、頭の構造が違うんでしょうね。
今日、勇者アキノに仲間が一人できました。
「名前を覚えといてくれよな!」と言われましたが……何君だったっけ?
↑やはり、老人性痴ほ……違う違う!ほれ、ボールを集めるマンガに出てきた。
えーと、えーと、下着みたいな名前の男の子に似てたよね。
ブリーフとかパンティとかそんな感じ。
ここは男らしく「フンドシ」君ということにしときましょう。
昨日、娘のネムルーに言われたことがあります。
【賢者の妻の教え】
「お母さんが戦ってるところを見てたら、敵の名前が書いてある上から順番に倒してない?」
えー、どこか変?
だって矢印が「スライムA」とかを指してるんだから、それを倒せということじゃないの??
「違う違う。ダメージを与えた時の敵の様子や、隣で戦ってる仲間の力なんかも配慮しながら、どいつから殺っていけばいいのかを考えなくちゃ」
ほぇ~
そんな複雑なことを考えながら戦うわけぇ?!
あ、そういえば薬を使って回復してるスライムもいたね。
「そうよ。強いやつからやっつけるか、全員で弱い敵をボコるか、戦うパターンはいろいろ考えられるでしょ」
なるほどー
「とにかく、これから仲間が増えていったら、仲間のHPなんかも見て、薬草を配分する必要が出てくるよ。装備や作戦も複雑になっていくし」
うげげっ!
勇者はそんなことまで気を使って、いちいち判断を迫られるんだ……
/(^o^)\ナンテコッタイ
「ま、仲間ができてからの話だけどね」
仲間……できちゃったよ。
フンドシ君は勇者のことなんかアテにしないで、独りで戦ってくれないかなぁ。
こんな風に、おうた子に教えられながら、勇者アキノは冒険の日々を過ごしているわけです。
明日は、どんな展開になるんでしょうね?