No.17
設定:
とある農民が英雄になりたいと志す。
30半ばまで修行を積むが、Dランク以上にはなかなか上がれず、最後情けでCクラスに上がり、
後進の指導をギルドで行い生涯を終える。
彼はとある世界での修羅の国に生まれ変わる。
そこで彼は経験を活かして成り上がり、国で17番目の実力を持った人物にまでなる。
しかし、どんなに焦がれても最高機関の12の円卓には入れない。
自分がどれだけやってもそこまでには辿り着けない。限界を知ってしまっている。
剣と魔法が使え、錬金術や調理等もこなすオールラウンダー
ほぼすべての適性はBを持っているが突き抜けるAが一つもない器用貧乏
30歳の誕生日に全てを掛けてNo.8に戦いを挑むが力及ばず殺されてしまう。
記憶を持ったまま別の世界へ。
そこではさらに力をつける。
28歳で実力を認められ指南役として平均16歳の勇者パーティーへ。
全員がSの力を持つところ、A-程度の力で下支えする。
斥候、連絡役、全ての補助、事務方の仕事をこなす縁の下の力持ち。
しかし四天王には勝てた物の魔王には力及ばず、前の世界よりかなりの実力をつけたにも
かかわらずまた30歳の誕生日に5人の中で真っ先に殺されてしまう。
4回目の世界。ここで彼は今までの経験・力・魔力が引き継がれていることに気付く。
全てにおいて足りなかった彼は今、全てにおいてSに近いAとなっていた。
これまでの3つの世界で得た全てを持って彼はまぎれもない天才となる。
18歳まではまさに麒麟児。最高の努力を持ってSクラスの英雄冒険者となる。
しかし全てを取り返そうと酒池肉林をし、贅沢をし、自分の才能で天狗になる。
結果、また30歳の誕生日に裏切られて死んでしまう。
5回目の世界、彼は色々と疲れたのですごいだらける。
酒を飲み、適当に女で遊び、限度を知って楽しく遊ぶ昼行燈。
しかしそこにやってきた面倒ごと。適当に受け流そうとするがなぜか過去の記憶がさせてくれない。
全ての経験を受け継がせることを決める。人生の楽しさ、焦りの必要なさ、余裕を知る。
そして遂に人生を全うし、「合格」となり輪廻へと返っていく。
というところまで何となく思い付いた。