催眠復讐!!?勇者に幼馴染を寝取られたケインは悪魔と契約し、地獄を見せる!!
2作目!よろしくお願いします!
僕-----ケイン・エルガルドは幼馴染であるリッカ・トルクニスに想いを寄せていた。
僕らはヘルネ村というところで生まれ育った。都会からかなり離れているーーーいわゆる田舎だが、自然にあふれ、おだやかな日々をすごすことができるこの村が僕は大好きだった。リッカとは、家が近いこともあって幼い頃からよく遊んでいた。栗色のショートに、はつらつとしたその姿はみていて元気をもらえ、皆に隔たりなく話すことができる彼女に僕は自然と想いを寄せていった。
僕らは18歳になり、成人の儀という儀式を受けることになった。成人の儀とは、文字どおり18歳ーーーーつまり成人になったものが受ける儀である。ここで重要なのが、それぞれの適正ジョブを知ることができるということだ。ジョブとは、平凡なものでいえば村人・漁師・木こりなどであり、よければ戦士・魔法使い・僧侶と言った戦闘系のものになる。場合によってその者の人生が大きく左右されるので、多くの者がこの儀に期待していた。僕は別にこの村で平和に過ごすことができればよかったので、一番はずれの村人でも何の問題もなかった。
儀式は村の広場で行われる。魔法使いの人はジョブをみることができるらしく、広場の中央には王都から派遣されたのだろうか、この村ではみないような衣装の女性がいた。
「では、ケイン・エルガルド、前へ」
おっと、いきなり僕か。見れば、リッカが手をふってくれている。僕も少しだけ手をふり、中央にむかった。
前に来た僕をみて魔法使いの女性が呪文を唱えた。
「その者の行く道を示せ!サーチ!!」
すると、僕の前に何かが表示された。んん・・・??こんな文字は見たことないぞ。
(qwertyuiop)-------これが僕のジョブ??見れば魔法使いの女性も困惑している。
「ええっと・・・これはどんなジョブですか?」
「すみません・・・私もこんなことは初めてで。私が見たことないジョブですので、王都のより高位な者にサーチしてもらうことをおすすめします。」
見たことないジョブか・・・正直言ってめんどくさいな。確かに自分のジョブは気になるけど、村から出る気はないし。
そういう風に考えている間にも儀式は進んでいった。中には戦士や魔法使いもいたが、大抵の人が村人や木こりだった。こんな田舎なんだから当然といえば当然。むしろ、戦闘系のジョブがいたことが驚きが大きい。
「最後に、リッカ・トルク二ス。前へ」
リッカで最後か。どんなジョブなんだろうな。
「これは・・・剣姫!??剣姫が・・・」
これには村中が驚いた。僕も驚いている。剣姫は、何百万人に一人といわれる最高峰のジョブだ。それが・・・リッカに!??見ると、リッカも驚きを隠せていないようだ。
こうして、成人の儀を終えた後・・・村はお祭り騒ぎになった。
剣姫は、勇者とともに魔王と倒す義務があるーーーーそう、魔法使いの女性は言った。明日にはリッカは、この村を出て王都にいる勇者パーティーに合流するらしい。はっきり言って僕はショックだった。この村でずっとリッカと一緒に過ごせると思ったのに。魔王を倒すには結構な時間がかかるのだろう。村のみんなは、英雄がこの村から出ると喜んでいるが、僕は祭りの最中も暗い気もちでいっぱいだった。
大人たちが酔い始めた頃、僕はリッカに呼ばれ、人目の少ないところに連れてこられた。
「剣姫だって・・・私」
そう、リッカは切り出した。
「剣姫なんてすごいじゃないか。たくさんの人がのどから手が出るほどほしがる最高峰のジョブを手にするなんて、きっとリッカの日ごろの行いがよかったんだよ。」
「私は・・・剣姫なんかなりたくなかった。」
リッカはーーーーーー泣いていた。
「私はケインと一緒にこの村でずっと過ごしたかった!!魔王って何!?私はそんなものに興味ない!!なんで私がやらないといけないのよ・・・」
そうかーーーーリッカも同じ想いだったんだな。剣姫という本来喜ばれるべきジョブがここまで僕たちを苦しめるなんて。僕たちから平穏な日常を奪うなんて。明日には、リッカはこの村を出る。僕は自分の想いを打ち明けることにした。
「リッカ、君のことが好きだ。」
「えっ・・・」
「魔王を倒したら・・・僕と結婚してくれないか?」
辺りには夜風が吹いている。数秒の静寂のあと、彼女は満面の笑顔で
「私も・・・ケインのことが好きだった。小さい頃からずっと好きだった。夢じゃないよね・・・すごく、すごく嬉しい。」
「じゃあ・・・」
「私が魔王を倒した後、結婚してください。それまで待っててくれる?」
「もちろん、ずっと待ってる。だけど、できるだけ急いできてね。リッカなしの生活はとても寂しいから。」
「私も、はやくケインと結婚するためにすぐ魔王を倒すわ。ケインなしの生活に耐えられそうにないもの。」
そして次の朝、リッカは王都へと旅立った。僕は、馬車が見えなくなるまで手を振り続けた。
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リッカが旅立ってから3年がたとうとしている。リッカは元気にやっているのだろうか。僕はリッカに会えない悲しみを抱えながらも、比較的穏やかな日々をすごしていた。3年がたとうとしている今になっても僕のジョブの詳細は分からないままで、村人みたいなもんだろうと思っている。今日は珍しく村に商人が来ている。王都で有名な衣服や化粧品を売りに来たらしい。この人なら勇者パーティのことを知っているのでは・・・と思った僕は、商人の人に聞いてみることにした。
「すみません、勇者パーティーについて何か知っていることはありませんか?」
「おっ、兄ちゃんは勇者の活躍に興味があるのか!!分かるぜーーーその気持ち!!俺もよく勇者みたいに活躍したいって思ったころもあったよ。実際、勇者パーティはもう魔王を倒して王都に帰還しているぞ。なんでも、勇者はパーティ全員と結婚するらしいな。かぁーーっうらやましい!!まぁ、勇者だからできることなんだろうな!」
えっ・・・結婚・・・勇者と結婚だって??そんなはずがない。きっと何かの間違いに違いない。確かめる方法はないのか・・・
「勇者パーティーを見てみたいんですが、どうすればいいんですか?」
「今日から2週間後に王都で勇者パーティーによるパレードがあるらしい。見たいなら王都にいくんだね。ま、俺もパレード見にいくがな!!」
今日から2週間後・・・明日村をでても十分間に合う。そう思った僕は、家に帰った後準備をし、翌日村をでて、王都に向かった。
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王都にはパレードの2日前に着いた。腹が減っていた僕は、適当な店に入り腹を満たすことにした。
料理は村とは違って濃い味付けで最初はとまどった。やっぱり村のほうがおいしいな。食材本来の味が生かされている。そういう風に思っていると周りの客の話が耳にはいってきた。
「そろそろパレードかぁ。勇者をまじかで見れるなんて最高だな!!」
「まったくよ。だが、勇者だけでなく剣姫、賢者、僧侶も見れるってよ。なんでも、3人とも絶世の美女だとか。一度でも見てみたかったんだよ俺」
「その絶世の美女3人と勇者は結婚するんだろ?かぁーっすごいねえ。勇者はハーレムってか!!俺らじゃ到底真似できんわw」
「おまえと勇者を一緒にするなってよ。勇者だからできるんだろ。とりあえず酒でも飲もうぜ。」
ぎゃはははは・・・そういって彼らは別の話題に入っていったが、勇者がハーレム?しかも剣姫も?信じたくなかったがこれは・・・どういうことだ。
僕は店を出た後宿に入った。正直言って気分は最悪だった。吐きそうだった。リッカについては弱みを握られているとしか考えることができなかった。そうでもしないと僕の心は壊れても仕方ない状態だったのだ。
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パレードの日になった。パレードはまだだというのに、通りにはそれはもうたくさんの人がいた。今から確かめてやる・・・リッカのことを。
ついにパレードが始まったようだ。かなり離れた場所からでも歓声が聞こえる。しばらく待っていると、辺りが歓声を上げ始めた。とてつもなく多い人ごみのなか、僕は見てしまった。
勇者と笑顔で腕を組んでいるリッカの姿を。
あぁ・・・何かが僕のなかで壊れたような機がした。気を失いそうになったが、なんとかもちこたえると、次の瞬間僕は声を出していた。
「リッカ!!」
「えっ、ケイン!??どうしてここにいるの!?」
「そんなことはどうでもいいんだよ!!それよりなぜ勇者と腕を組んでいる!!結婚する約束はどうしたんだ!!」
「こいつ誰ーーー気持ち悪いんだけど」
「もしかして、リッカのストーカー?犯罪じゃん。きしょくわる。」
「ほう、君が噂に聞いていたリッカの元婚約相手か。残念ながら彼女はもう僕のものだよ。昔の約束なんてないのも同然。そんなものに縛られているなんて君はまだまだ子供だねえ。」
「リッカ、嘘だろ!??なにか弱みでも握られているんじゃないのか!?」
「ケインごめんね。今の私は剣姫。あなたみたいな凡人とは違うのよ。それに勇者様はとてもかっこいいし。昔の約束はなかったことにして。今ここから逃げるなら、情けをかけてあげてもいいわ。」
「そんなのいらねえよ!!」
僕は思うがままに勇者におそいかかった。だが、勇者はいともたやすくよけ、僕は吹き飛ばされた。
「あーあ。やっちゃったよ。馬鹿だなあ君は。衛兵!!こいつを捕らえよ!!」
僕は飛んで来た衛兵に捕まった。そんな僕に勇者は近づき
「君はリッカの夜の営みを知っているかい?彼女は恥じらいながらも情熱的に求めるんだよ。あぁ!君みたいな凡人にはわからないか!!ま、せいぜい牢で過ごすんだな。ははははっ!!」
くそっ、くそっ、くそおおっっ!!殴りかかろうとしてもそれは叶わず、僕はそのセリフを聞いた後、意識を失った。
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目覚めると・・・見られない天井が目の前にあった。僕はなにをしてたっけ・・・たしかパレードに行き、そこで勇者にあってそれから・・・
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!
リッカは、リッカは僕を見捨てたっ!!勇者のほうをとった!!幼い頃からすごしてきた僕を捨てた!!約束をやぶった!!なぜだ、なにか俺が悪いことをしたのかっ!!あんまりだ、あんまりじゃないか!!
僕は自分でも分からないぐらい泣きくれていた。泣いているうちに裏切られた悲しみは・・・憎しみへと変わっていった。
「ふざけるな、ふざけるなっ!!何が勇者だ!何が剣姫だ!殺してやる!殺してやるっ!!」
できっこないーーーーーわかっているが僕の言葉は止まらない。
「殺す殺す殺す!!めいいっぱいの絶望をあたえながら殺す!!何でもいい!力を!なにもかもをぶち殺せるなら、悪魔でもかまわない!!誰か、誰か力を与えてくれっっ!!」
その瞬間ーーーーー僕の目の前に赤い、赤い魔方陣が表れ光輝いた。
目を開けるとそこにはーーーーー悪魔がいた。
「悪魔だと・・・。本当に悪魔なのか??」
すると悪魔はくるっと俺のほうを向き
「悪魔かって??もちろん!!悪魔ですともー!」
ぎゃ嗚呼ああああああああああああああああああああああ亜ああああああああああ亜ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーむぎゅ
「そんな声出すなってよ。うるせえわ。大体、おまえが呼んだんだろ?とりあえず落ち着け。」
悪魔にそういわれた僕は、とりあえず落ち着きーーーーーー落ち着けるわけがないが、声はださなくなった。
「もう、大丈夫か??まずは自己紹介。俺はラーク。悪魔のなかではかなり位が高いほうだ。よろしくな」
「僕はケイン、よろしく・・・じゃないない。どうして、悪魔が出てくるんだ?」
「さっきもいったが、お前が呼んだから俺が来たんだよ。」
「悪魔を呼ぶ力・・・??そんな力見たことないし、知らないよ。」
「はぁ?おまえ悪魔召喚士だろ?なにいってんだおめえ。寝ぼけてる?」
「寝ぼけてない。悪魔召喚士だって・・・まさか、僕のジョブが!??」
「そうだろうよ。まあ、悪魔召喚士なんて珍しいがな。」
「どうして、魔法使いのひとはこのジョブに気づかなかったんだろう。ねえ、ラーク。できたら、僕のジョブを表示して説明してくれない?」
ラークはめんどくさそうな顔をしたものの、ジョブを表示してくれた。
「(qwertyuiop)----これは俺らの言語やな。これを知る人間はそうそういねえ。おめえのジョブは悪魔召喚士といって、名前のとおり悪魔を召喚できる。悪魔を呼ぶ方法だが、普通に声に出すだけでいい。」
そうかーーーーー(qwertyuiop)は悪魔の言語だったのか。だから、魔法使いの人は分からなかったのか。しかし危なかったな・・・。高位の人のところにいってサーチされたら、僕は確実に死んでいただろうな。悪魔とはすべての者に恐れられる存在。召喚されたらたまったもんじゃない。まあ、しちゃったんだけど。
「悪魔を召喚する時に、魔力かマイナスの感情を有する。ただ、より上位の悪魔は一定の悪感情がなきゃ生まれない。上位の悪魔ほどそういった物を好む習性があるからな。」
「なら、ラークは僕の憎しみによって召喚されたってこと?」
「そゆこと。なにがあったか知らんが、ここまで憎しみをもった人間は久しぶりだよ。」
悪魔というものが今目の前に存在している。ラークと協力すれば、勇者も倒せるのでは・・・。僕の表情を汲み取ったのか、ラークがこんな提案をしてきた。
「なぁ、ケイン。俺と契約しねえか?」
「契約・・・」
「あぁ、そうさ。契約だ。俺とお前で契約を結ぶってことよ。」
「とりあえず、メリットとデメリットを教えてくれ。話はそれからだ。」
「メリットは、俺の能力だけでなく、魔力も使えるようになるってことだな。デメリットは・・俺にとってはメリットなんだが、お前の感情が俺に届くってことかな。例えると、お前が肉を食べたときにその味を俺も感じ取れるってことよ。もちろんお前には影響はないが、プライバシーの方でな・・・。恥ずかしいって思うやつがいるのよ。」
「デメリットは本当にそれだけか?魂がとられるとかはないんだな?」
「心配しすぎだよw俺らはただ感情を味わいたいだけ。これじゃだめか?」
本当はすごく怖かった。だが、悪魔と契約しなければ復讐ができない。なら、答えは1つしかない。
「ラーク、僕は勇者が憎い。契約して、勇者を倒す力を貸してほしい。」
「そういうと思ったぜ。契約するぜケイン。」
ラークがなにかを唱えると、僕の右手の甲に魔方陣が浮かび上がってきた。赤い、赤い魔方陣だ。
「改めてよろしく頼むぜケイン。お前の復讐を俺に見せてくれ。」
「ああ、こちらこそよろしく。」
僕ーーーケイン・エルガルドは悪魔と契約した。
で、この牢からどう出るんだ??
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僕は今、町の通りにいる。驚くことにラークの能力は催眠というものだった。僕は、早速牢の兵士に催眠をかけ、あけてもらい、そのまま出て、今に至る。
「俺がその気になれば1国をも落とせるぞ。」
そうラークは僕にいった。この催眠は、本気をだせばここ一帯全員にかけることができるらしい。正直言って信じられない。
「なら、やってみたらどうだ?」
そう、ラークが言うので僕は使うことにした。
催眠のやりかたはは簡単だ。かけたい方向に手の向きをあわせ、頭の中で内容をいうだけ。僕は、とりあえず(従え)といった。すると、手の魔方陣が輝き、手のひらから波のようなものがでてきた。さっきは心に余裕がなかったから分からなかったが、これが、催眠をしているということだろう。ちなみにラークは僕の影に潜み、僕と念波で会話している。器用なやつだな。
「ほら、さっそく命令してみろよ。」
命令するときは、ただ頭でいえばいいらしい。(俺に危害を加えるな)そして、(近くのやつを殴れ)
どがんががっがががごんどたんばたあたあどどどどどどどどどだだだだだだだ!!
見れば大惨事となっていた。もちろん俺は殴られていない。たくさんの人が血を流しながら、
「何で殴ってんだよ!!」
「痛いじゃないの!ふざけるんじゃないよ!!」
「おめえぶっ殺してやる!!」
ははっ、はははっ!みんなが僕の命令に従う!!こんなことがあっていいのか!??あははっ!!
「おおっ!いきなりすげえことしたなおめえは!最高かよケイン!!」
ラークもうれしそうだ。催眠が通じるなら・・・(勇者の居場所を言え)
「パルトン!!」 「パルトンよ!」 「パルトンって聞いたぞ!」
数人が口をそろえて言った。へえーーパルトンかぁーーー。パルトンは王都のすぐ近くの村。村といってもうちの村とは違い発展し、人口も多い。すぐいくとしよう。あぁ・・・とても楽しみだっ!!待ってろよ勇者あああああああ!!
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2時間ぐらいでパルトンについた。王都を離れる際、(殺し合いをしろ)といったので背後からたくさんの叫び声が聞こえてきた。あの勇者に味方するんだ。当然の報いだ。俺は、パルトンについてすぐ近くの奴に催眠をかけ、勇者パーティーのいる宿を教えてもらった。この村全員にかけてもよかったのだが、仮にも勇者パーティー。念には念を入れていくことにした。
今、勇者パーティは飯をくっている。そう聞いた俺は、厨房にいるやつら全員に催眠をかけ、(睡眠薬を料理にしこめ)といい、それが奴らに行くのを見届けた。それを食べた奴らは、すぐ眠気がきたのか部屋にもどっていった。
催眠を使って勇者の部屋を確認させたが全員ベットで寝ているらしい。仲がいいこった。寝ているなら対策もできん。装備による耐性があったとしても、この催眠は防げるものじゃない。笑みがこぼれそうだ。俺は無防備な奴らに催眠をかけた。
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一番最初に起きたのは勇者だった。
「ん・・・・ここはどこだ?なんだ!?体が動かない!??」
勇者のその一言をきっかけにほかの3人も起き、あわてふためく。そんな奴らに俺は声をかけた。
「やあ、ごきげんよう。」
「おまえは、元リッカの!!」
「これケインの仕業!!?早く解いてよ!」
まったく、うるさい。解くわけがないじゃないか。とりあえず(黙れ)
ここで、全員が黙った。これで話しやすくなった。
「さて、君たちには催眠をかけさせてもらったよ。かの勇者が情けないなぁ。こんな凡人の催眠にかかるなんて。」
これを聞いた僧侶がなにをしようとしたのか、奴の周りが輝きだしたがすぐにその輝きは失われた。たぶんあれだな・・・
「ちなみにお前らには、(俺に従え)(俺に危害を加えるな)(催眠をとこうとするな)などなどいろんな催眠をかけてある。残念だったな。」
僧侶が絶望したような顔をしている。なあに、今からもっとすごい絶望を味あわせてやる。とりあえず、勇者の話を聞きたいな。(話すのを許す)
「勇者のみ話せるようにしてやった。言いたいことがあればどうぞぉ」
それを聞いた勇者は鬼のような形相で僕にいった。
「貴様、こんなことして許されると思っているのか!勇者を怒らせるとどうなるか知っているのか!
「知らねーよ。攻撃できるものならしてみろよあぁ?」
「この・・・これだから凡人は。だから、リッカに捨てられるんだよ!!」
そうかそうか。じゃ、(黙れ)
こいつはなにも分かってないようだ。話しても無駄だなこれは。次はリッカだな。(話すのを許す)ほい、リッカさんよーしゃべっていいぜ。
「ケイン・・・ごめんなさい」
「ほう、なにがごめんなさいなのかな?」
「私があなたとの約束を破ったことよ。でも仕方ないじゃない。勇者様はとてもやさしいし、かっこよくて、あなたとは比べ物にならなかったの。こんなことをしても何の意味もないよ。ケインは、新しい相手を見つけるべきだと思う。」
そうか・・・・・・かっこよくて優しければ約束は破るのか。そんなものなのか。俺は、約束を一日たちとも忘れたことはなかったというのに。思う存分復讐するとしよう。(黙れ)
再び黙らせたところで、俺はラークに問いかける。
「ラーク、雄の悪魔を出すことはできるか?」
「余裕でできるが、どうして出すんだ?」
「だした悪魔に犯させる。7体ぐらい欲しいな。」
「うおっ、えげつねえな。」
会話を終えると俺の前に悪魔が7体でてきた。前からは立派な棒がでている。てゆうか、悪魔にもついているんだなあれ。勇者パーティーも驚いているな。
「言ってなかったが、俺のジョブは悪魔召喚士だ。お前らのおかげで目覚めることができたよ。これだけには感謝するぜ。これで復讐できるんだからな!まずは、賢者と僧侶からいくとしようか!」
言い終えたあと、(犯されろ)と命令をだす。二人は泣きながらも全裸になり、自分のを広げる。ははっ、これは楽しいわ!!
ついに、悪魔達が犯しにはいった。前から1体、後ろから1体のダブルセット。それが賢者と僧侶の二人分なので計4体か。うおおっ、痛そうだなあれ!血がけっこうでたぞ!!
勇者とリッカは顔面蒼白になっている。この表情!この表情がみたかった!!あはははははははははははははっっ!!そろそろ次の段階にいこうか。(感度を2倍にしろ)
悪魔達が犯し始め、感度をだんだんあげていったところ8倍あたりで二人とも気絶した。ちょろすぎかよ。せっかくなんで感想をもらうとしよう。(話すのを許す)
「おまえ、よくもっっ!!俺の仲間に手を出したな!!許さんぞ!てめえだけは絶対に許さんぞ!!」
「お願い、私が悪かったからやめて・・・あんなものに犯されたくない。お願いケイン。もう許して・・・」
「安心しろ。次はお前らの番だから。」(犯されろ)
残っていた3体が動き出す。リッカにはダブルセット。勇者にはバックのみだ。仲間が犯されながら自分も犯される・・・ぜひ味わって欲しい。
「いやっ、いやっ!やめて!お願い誰か助けて!」
「ふざけんじゃねえぞ!!俺は勇者だぞ!!はやく助けろ!!」
そんな叫びもむなしく、二人は犯され始めた。
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気づけば朝になっていた。あれから、木の棒でほじくりまわしたり、口の中に石をいれたり、金玉をふみつぶしたりした。4人は見るも無残な姿になっていた。一応意識はあるようだ。最後の仕上げといこうか。(立て)4人が立ち上がる。
「さて、フィナーレだ。なにかいいたいことはあるか?」
といったが、なにも言ってこない。それほどまでにくたばったか。と思っていると、
「お前は絶対に許さん。絶対に、絶対にだ」
「なら大丈夫。俺もおまえのことは許さないから」
勇者は最後まで身の程を弁えなかったな。
「お願い、ケイン。もう許して・・・。なんでもするから。」
「そうか何でもしてくれるか。そうかそうか。」
あえて最後の命令は声に出すとしよう。「(互いの首を死ぬまでつぶせ)」
僧侶と賢者、勇者とリッカが互いに首を絞めていく。僧侶と賢者はもう死んだようなもんだな。表情がぜんぜんかわらねえ。勇者は憎しみをあらわにした顔、リッカは、すべてをあきらめたような顔をしている。いい・・・非常にいい表情だ!!それだけみればもう十分だった。俺はこの村から出た。
復讐は終わったのだ。
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ケインはその後様々な場所で催眠を使い、快楽・性欲をもとめ行動していた。だが、なにかあったのだろう、真実の愛を求め始める。催眠を使ったところでは手に入れられないことがわかったケインは、遠く、遠く離れたところで真実の愛を自力で手に入れる。彼に子供ができるころには催眠の力はなくなっていた。彼は最後の最後まで幸せに暮らしたとさ。
ここまで見てくださりありがとうこざいました!心にぐっ・・・ときたなら、ぜひ評価のほうお願いします!評価されると、作者めちゃんこうれしいです!