3人の持論が重なる時
楽毅:……だから、寂しいんだろ?その「神」って奴も。
2人:寂しい?
楽毅:そうだよ。お前らの話しはな、現実的過ぎて面白くねーんだよな。ボトムアップって言うのか?チマチマしてる割には話しが進展しねーんだよ。だから、トップダウンだ。いきなり、「神の側」から考えちゃうの!
森岡:ふ〜ん。
才太:……ま、続けれよ。
楽毅:おう、俺が思うによ、「神は孤独」なんだよ。空に浮かんでる「太陽」みたいによ?aloneだよ。あろ〜ん。ね?要は「分かんねー」んだよ。神だって。
森羅万象の作者であり、台本も自由に書けて、何でも可能な自分であるけども、ふと我が身を振り返った時によ?赤ん坊が成長して自我が芽生えたように「何で私は孤独なんだ?」ってさ。いつの日か気付いちゃったんだよ。それで人間を作ったの!
森岡:でもさ、人間作っても「神の側の状況」は変わらないでしょ?その意味は?そして、お前が言う、「生まれながらに孤独な神」はどうやってその「孤独」を認識出来たの?周囲に最初から誰もいないなら、孤独とも思いようがないだろ。
楽毅:それが自我に目覚めたって事なんじゃねーのか?そうなったら、もう、神だって知りたいだろ?「私は何故に孤独に存在しているのか?」「私とは何者なのか?」「私の創造主は誰?」ってね?そこで、人の姿形を「自身」に似せて、そこに「魂」を与えたんだよ。安定していた神が不安定になったんだよ。やがては安定するためにな。
才太:何で「神」が自我に目覚める必要があったのか。安定から不安定になる必要があったのか。そして、「人」に「魂」を与える意味は?そもそも「魂」って何だよ?
森岡:まさに「守破離」だなー。今は「守」の最中って感じかな?
楽毅:自我に目覚めるってのは、「人」と同じように神だって成長してるからじゃねーのか?神が成長する理由なんてのは分からねーけど、その過程ってのは、まずは安定してる状態から不安定になり、何かを得て、やがてはまた安定すんだろ?一皮剥けるなんて言うけど、そうやって繰り返してまた何者かになるために進化してんだろ。そして、「魂」ってのは、人間の本能である「欲求」だろ?。簡単な所で言うと、食欲、性欲、睡眠欲な?他にも沢山、金銭欲や名誉欲なんかもあってさ、それらの欲を駆使させて自我、超自我に目覚めた人に対して「神が持つ孤独と謎の享受」をさせるんだよ。分かって貰いてーんだよ。人にな?神は孤独なり。人よ、私が与えた環境で好き勝手してもイイから、私の謎の解決の手伝いをしなさい。ってね?だから、人の魂で出来る事を与えたんじゃねーかな?
2人:それは何だよ?
楽毅:それはな、「働く」事、「笑う」事、そして「祈る」事だよ。これらは高次な人間活動だからな。だからお前らもお笑いを観てよく笑えよ?ダーッハッハッハッハーッ!松ちゃん面白いなコレ、ラファエル、ヒカルなんてのもオモロイな、レペゼン地球はバチクソオモロイな、ヤバイ!神に感謝!インスパイアー!!!ってなー。
才太:ふむふむ、なかなか面白い持論じゃねーか。
森岡:でも、何でその3つなの?
楽毅:動物には出来ない事だろ、この3つはな?動物に無くて人に有るもの。それが大事じゃねーか。大脳皮質を使うんだよ。
森岡:才太はどう思う?
才太:うーん…。何だか突っ込めない不思議な説得力があるな。ま、もうちょい楽毅に語らせてみようじゃない。そしたらよ、その「3つ」の内の一つ目の「働く」事について、その意味を述べてみろよ。
楽毅:「働く」意味は簡単だよ。それは「お互いを支え会う」為にだよ。要は「互助」よな。まさに「人の文字」のままだよ。だから、神は社会に出て、働く中で、「人」を知りなさいって言ってんだよ。たぶん。
森岡:「人」を知るって何?
楽毅:自分以外の「人」だよ。社会に出て、他人と出会って、色々な価値観に触れて、前向きにも後ろ向きにも色々な感情を得た上で更にお互いを支え会う事で、「世の中の成り立ち」を知って、そして、あらためて「自分という人」を知るんだよ。